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- 【東京理科大学】創立150周年へ向け新コンセプト「心躍る、未来創造」とロゴマークを発表
東京理科大学創立150周年記念事業ロゴマーク 東京理科大学は、2031年に迎える創立150周年に向け、記念事業のコンセプトとロゴマークを策定した。 周年事業コンセプト:「心躍る、未来創造」 150周年記念事業のコンセプトは「心躍る、未来創造(Building a better future with Science)」である。これは、1881年に東京物理学講習所として創設された同大学の建学の精神「理学の普及を以て国運発展の基礎とする」を、現代的な視点から再解釈したものだ。教育と研究を通じて新たな価値を創造し、誰もが心躍る未来を築くという強い決意が込められている。 150周年記念ロゴマーク:知の集積と繋がりを表現 周年事業のロゴマークは、同大学卒業生でトップクリエイターである佐野みなみ氏(Sano Minami Design Office)が考案した。 このロゴマークは、これまでに東京理科大学に蓄積されてきた知識や科学技術が「結晶化された知能の積層」となっている様子を表し、同大学が「知能の集約拠点」として発展してきた歴史そのものを象徴している。 また、「輪」のデザインには、知能の積層をつなぐネットワークと、「大学に関わる人と人をつなぐ絆(輪)」の意味が込められており、東京理科大学の過去・現在・未来をつなぐ周年事業を表現している。 東京理科大学の150周年記念事業は、2031年に向けた長期的な取り組みである。今回のコンセプトとロゴマークの策定を皮切りに、今後は在学生や卒業生への周知、教職員や在学生による教育・研究の社会への発信強化、そして寄付事業など、多岐にわたる施策が段階的に展開される予定だ。 これらの取り組みを通じ、東京理科大学は「世界の未来を拓くTUS」として社会に広く認知されることを目指し、「心躍る、未来創造」の実現に向けて大学一丸となって挑戦を続けていく。 詳細については、東京理科大学150周年準備サイト( https://www.tus.ac.jp/150/ )で確認できる。
- 帝京平成大学地域連携部がアルフレッサヘルスケア「2025ソリューション提案商談会」に出展―産官学民連携で新たなコミュニティーを創造
2025年7月29日から30日にかけ、東京都立産業貿易センター浜松町館で開催されたアルフレッサヘルスケア株式会社主催の「2025ソリューション提案商談会」に、帝京平成大学地域連携部が運営する「健康茶房」が出展した。 この商談会は、医療・介護・健康に関わる幅広い商品やサービスが提案される場である。地域連携部の顧問である帝京平成大学薬学部教授の小原道子氏が、健康サポート薬局の事例として健康茶房を紹介したところ、アルフレッサヘルスケアからの打診を受け、今年2月の「ライフサポートフェア2025」から継続して出展しているという。 健康茶房の様子 多様な活動内容と地域貢献 地域連携部の主な活動は、小中学校や老人ホームなどで薬物乱用防止教室を行う「薬育」である。薬学生が薬学の知識を生かし、薬の正しい飲み方やオーバードーズの危険性などを分かりやすく伝えている。 また、健康茶房も定期的に開催しており、大学構内や依頼を受けた場所に赴き、健康相談や健康に関する豆知識を提供している。特にユニークなのは、生薬を使ったハーバリウム教室だ。ガラス瓶に生薬を入れたハーバリウムを制作しながら、生薬の効能や歴史を学ぶ機会を提供している。 これらの活動を通じて、地域住民との交流を深め、健康意識の向上に貢献し、毎回多くの参加者で賑わっているそうだ。リピーターも多く、地域に根差した活動として定着している。 地域連携部の取り組みをパネルで紹介 ガラス瓶に生薬を入れたハーバリウム 学生の成長とキャリア形成への影響 地域連携部の活動は、学生自身の成長にも大きく寄与している。学生からは、「大人とのコミュニケーションを通じて社会性を養い、自身の将来や社会について有益な話を聞く貴重な機会となっている」という声が聞かれた。 また、これらの活動は卒業研究のテーマとなることもあり、地域活性化への貢献や学生の行動変容といった側面から研究が行われている。さらに、就職活動においても、これらの活動経験は学生の強みとしてアピールできる要素となっている。 組織拡大とインカレ化の推進 発足当初(5年前)40人程度だった地域連携部は、現在200人を超える規模にまで成長した。その特徴は、薬学部生がメインであるものの、他学部の学生も所属している点である。 さらに近年では、帝京平成大学だけでなく、早稲田大学、東北福祉大学、武蔵野美術大学、岩手医科大学など、他大学の学生も「特別部員」として活動に参加している。大学や文理を問わず広く参加を募ることで、より多様な視点や専門知識を取り入れ、活動の幅を広げている。 企業との連携も積極的に行われている。健康茶房では、企業からの試供品提供を受け、来場者に試飲を促すことで、企業の新商品の認知度向上にも貢献している。薬局や企業の方々もイベント運営に協力しており、学生と企業、地域が一体となった活動が展開されている。 地域連携部は、地域貢献と学生の成長を両立させるユニークな取り組みとして、今後も活動の場を広げていくことが期待される。 今回の健康茶房で提供されたドリンク セミナーの様子
- 大阪・関西万博で摂南大学が最先端研究を披露!
2025年8月19日、大阪・関西万博のイベント「大学の智がとびらを開く-未来社会の可能性-」に摂南大学が参加し、常翔学園が誇る約20の最先端研究を一挙に公開した。多くの来場者が最先端技術を体験し、未来社会への関心を高める機会となった。特に、摂南大学は腎臓病患者向け低カリウムメロンや光合成建築など、6つの注目研究テーマを発表した。 注目の研究と来場者の反応 摂南大学のブースでは、来場者の健康意識向上を目的とした取り組みが行われた。看護学部・薬学部・農学部が協力して実施した健康チェック体験では、体組成や骨密度などの測定を学生がサポートし、家族連れから好評を博した。また、農学部食品栄養学科は、地元枚方市の特産品であるすももを使ったすももちゃんサイダーを紹介・販売した。さらに、農学部農業生産学科は、慢性腎臓病患者向けに開発された低カリウムメロンの研究成果を展示した。これは、これまで摂取が難しかったメロンを安心して食べられるようにした画期的な研究であり、医療関係者を含む多くの来場者が関心を示した。 また、住環境デザイン学科と理工学部生命科学科が共同で研究する光合成建築のプロトタイプパネルも注目を集めた。植物や藻類の光合成で発電し、建物自体がエネルギーを生み出すという構想に、多くの来場者が足を止めて見入っていた。薬学部・農学部は、移動薬草園・農場展示を常設し、植物や薬草への関心を促した。 実用化に向け研究開発を加速 今回の万博参加は、学生にとって貴重な経験となったようだ。彼らは「世界的な舞台で自分たちの研究を発表でき、来場者からの反応を通じて社会的意義を肌で感じた」と述べ、今後の学習意欲がさらに高まったと語った。また、教員は「革新的な技術を次世代に継承していくことの重要性をあらためて実感した」とコメントした。 今回の経験を生かし、摂南大学は今後、低カリウムメロンや光合成建築などの研究開発をさらに加速させていく予定である。地域社会や産業界との連携を深め、「人間力と実践的能力をもち、社会に貢献できる人材を育成する」という教育理念のもと、社会課題の解決に貢献していくとしている。
- 【くすりの適正使用協議会】あなたの「ちょっと変」が、未来の誰かを救う
くすりの適正使用協議会は、「育薬」をテーマにした啓発動画「あなたもくすりで社会貢献!?」を公開した。一般向けの育薬啓発は、協議会にとって初の試みだ。 薬を飲んでいて「あれ、なんかいつもと違うかも?」と感じたことはないだろうか? 「こんなこと、話しても迷惑かも…」と遠慮してしまうかもしれない。しかし、その小さな違和感が、実は未来の患者を救う大きな一歩になることを知っていただろうか。 薬は発売前に厳しい臨床試験をクリアするが、実際に幅広い年齢層の患者に使われる中で、試験では見つからなかった症状や変化が発見されることがある。 患者から医療関係者を通じて集められた情報は、未知の副作用の発見や、副作用が出やすい時期・患者の背景を特定するのに役立つ。これにより、薬の安全対策が進み、改良や新薬の開発にもつながる。この一連の流れが「育薬」だ。 動画は、患者が遠慮しがちな現状を踏まえ、自身の行動が将来の誰かの安全につながること、そして副作用の早期発見にも役立つことを訴えている。 あなたの行動が、未来の医療を育てる。ぜひこの動画を見て、「育薬」という新しい社会貢献の形を知ってほしい。同協議会は今後、この動画を市民講座やクリニック、薬局のモニターでも活用していく予定だ。 動画「しる美ちゃん」の概要 くすりの適正使用協議会が公開した動画「しる美ちゃん」シリーズは、薬を服用した際の違和感を伝えることの重要性を、分かりやすく解説している。 ・タイトル:医療のこと知れば納得!しる美ちゃん~あなたもくすりで社会貢献!?の巻~ ・内容:約3分 ・ストーリー:小学生の主人公「しる美ちゃん」とおじいちゃんとの会話を通じて、薬を飲んでいつもと違うことが起きた場合に、その情報を伝えることの重要性や、それが社会貢献にどうつながるのかを解説している。 ・公開場所:協議会サイトおよびYouTube
- 【スギHD】フィリピンの大手ヘルスケア企業と戦略的パートナーシップを締結
スギホールディングス株式会社の連結子会社である株式会社Sトレーディングは、フィリピン最大の複合企業アヤラグループのヘルスケア部門を担うAyala Healthcare Holdings, Inc.(AC Health) と、戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。これは、スギグループにとってフィリピン市場での初の本格的な事業展開となる。 両社の強みが融合する新戦略 日本国内で約2,300店舗の調剤併設型ドラッグストアを展開し、「トータルヘルスケア戦略」を推進してきたスギホールディングス。その強みは、5,000人以上の薬剤師や専門家による質の高いサービスと、独自に開発した高品質な自社ブランド商品だ。すでにアジア18カ国でビジネスを展開し、ノウハウと信頼を培ってきた。 一方、AC Healthはフィリピン全土に約250の病院・クリニックと約800の薬局・ドラッグストアを擁し、「すべてのフィリピン国民がアクセスしやすく、手頃な価格で質の高い医療サービスを受けられ ること」という理念のもと、強固なヘルスケアエコシステムを構築している。 今回の提携は、まさに両社の強みが融合する画期的な試みだ。スギグループが誇る高品質で手頃な自社ブランド商品や最先端のウェルネスソリューションが、AC Healthの広大な店舗ネットワークを通じて、より多くのフィリピン国民に届けられることになる。 アジアの健康増進に貢献 今回の提携によって、スギグループが開発した商品は、AC Healthが展開するSt. Joseph Drug と Generika薬局 の約800店舗で販売される予定だ。両社は「日本の高品質な医薬品をフィリピンの家庭に」という共通の目標を掲げており、AC Healthの事業拡大を力強く支援していく。 このパートナーシップを足がかりに、スギホールディングスは今後もアジア各国でのネットワーク拡大と事業の深化を目指し、アジア全体の健康増進に貢献していく。
- 大学発イノベーションが開く未来
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が主催する「大学見本市~イノベーション・ジャパン2025」が、8月21日と22日に東京ビッグサイトで開催された。今年で22回目を迎えたこのイベントは、全国の大学や研究機関が持つ最先端の知財を社会に還元し、産学連携を促進することを目的にしている。 産学連携の新しい形を提示 「大学見本市」は、日本最大級の産学連携イベントとして、多岐にわたる分野の最新技術が展示された。「カーボンニュートラル・環境」から「健康・医療」、「AI・情報通信」まで、幅広いテーマが網羅されており、薬学部の研究者も出展した。 特に注目すべきは、初の大学認定ベンチャー企業の出展だ。これは、アカデミアと企業、そして研究者同士の新たな交流を促し、研究成果の実用化をさらに加速させる試みである。年々増加し、2024年度には5,000社を超えたとされる大学発ベンチャーは、日本のイノベーションを牽引する存在として、その動向に期待が寄せられている。 「大学見本市~イノベーション・ジャパン2025」に出展した薬学部、病院薬剤部 東京薬科大学、福岡大学、金沢大学、北海道科学大学、北里大学、帝京平成大学、神戸学院大学、就実大学、秋田大学附属病院 「大学発ベンチャー表彰2025」受賞者が決定 8月21日には、「大学発ベンチャー表彰2025」の受賞式が行われ、未来の活躍が期待される6社のベンチャー企業が各賞を受賞した。この表彰は、大学等の研究成果を活用した起業とその後の挑戦的な取り組み、そしてそれを支える大学や企業の支援を称えることを目的としており、過去には3社が上場を果たすなど、確かな実績を積み重ねている。 ・文部科学大臣賞:株式会社CROSS SYNC 横浜市立大学発の医療テックベンチャー。AI管理アプリで重症患者の遠隔ICUを可能にし、医療現場の人手不足という課題に挑む。 ・経済産業大臣賞:燈株式会社 東京大学発のAIスタートアップ。建設・製造業などの基幹産業のDXを支援し、業務の自動化と生産性向上を実現する。 ・科学技術振興機構理事長賞:株式会社アークエッジ・スペース 東京大学発の宇宙スタートアップ。超小型衛星の開発・運用を通じて、地球観測や深宇宙探査といった幅広いミッションに対応する。 ・新エネルギー・産業技術総合開発機構理事長賞:アイラト株式会社 東北大学発のスタートアップ。がんの放射線治療計画を支援するAIソフトウェアを開発し、治療の質の向上と医療スタッフの負担軽減を目指す。 ・日本ベンチャー学会会長賞:株式会社Jij 東京科学大学発のスタートアップ。量子アニーリング向けソフトウェアを開発し、エネルギーや製造業における複雑な最適化課題を解決する。 ・大学発ベンチャー表彰特別賞:株式会社Logomix 東京科学大学発のスタートアップ。独自の大規模ゲノム構築技術「Geno-Writing™」を用い、創薬やバイオものづくり分野に貢献する。
- 問◆薬剤師が2年ごとに厚生労働大臣に届け出なければならない事項ははどれか。【国試探検隊】
問71 薬剤師が2年ごとに厚生労働大臣に届け出なければならない事項ははどれか。1つ選べ。 ❶ 個人番号(マイナンバー) ❷ 住所 ❸ 認定薬剤師の資格 ❹ 薬剤師国家試験合格の年 ❺ 再教育研修の受講の有無 (第110回薬剤師国家試験より) *** 蔵之介です。必須問題【法規・制度・倫理】からの出題です。マイナンバーや国試の合格年は何度も調べる必要はないし、認定薬剤師なども認定機関に照会すれば可、住所も遠距離の派遣やリモート勤務もあるから意味ない?戯言はそれくらいにして、薬剤師法の第9条に、『薬剤師は、厚生労働省令で定める2年ごとの年の12月31日現在における氏名、 住所 、その他厚生労働省令で定める事項を、当該年の翌年1月15日までに、その住所地の都道府県知事を経由して厚生労働大臣に届け出なければならない』とあります【解答は2】。厚労省のホームページに、三師届(医師・歯科医師・薬剤師)と業務従事者届( 業務に従事する 助産師・看護師など)があり、紙だけでなく、従事先の医療機関等からインターネットによるオンライン届出も可能です。最近は、「出身大学」や「従たる従事先」の項目もあります。提出期限は1月15日ですが、日曜日の場合、翌日になる年もあります。薬剤師届の目的は、薬剤師の業務従事状況を把握し、医療体制の整備に役立てるためです。例えば、令和4年12月31日現在の届出薬剤師数は32.4万人(薬局薬剤師19.1万人、病院・診療所薬剤師は6.2万人)で、薬剤師の統計資料になります。届出を忘れた場合、50万円以下の罰金が科せられます(罰金を受けた話は聞いたことがありません)。それよりも届出を怠ると、資格確認検索システムに載らなくなります。最近は、電子処方箋へ調剤済みなどの電子的な署名ができる「薬剤師資格証」(HPKI:Healthcare Public Key Infrastructure)やカードの紛失・破損時にも対応できるよう生体認証機能付きスマートフォンやマイナンバーカードで認証を行う「HPKIセカンド電子証明書」もあります。また、薬剤師資格を持つ利用者の氏名、顔写真等をスマートフォンに表示できる「デジタル薬剤師資格証」が検討されています。そのうち研修履歴も記録できるようになるかも。紙で届出をしたという経験は、将来、貴重な昔話になるかもしれませんネ。 出題予想 電子処方箋、PECS(薬剤師研修・認定電子システム)、HPKIカード(薬剤師資格証)など ■解説 蔵之介(アポクリート株式会社)
- 先輩薬剤師のキャリアに学ぶ! 神奈川県薬剤師会ルーキーメンバー交流会開催レポート
公益社団法人神奈川県薬剤師会では、薬学部の学生4年生から薬剤師3年目までの若手人材を対象に、「神奈川県薬剤師会ルーキー制度」を今年4月からスタートしている。ルーキーメンバーに登録すると無料で薬剤師会の会員サービスを利用できたり、催事や研修へ参加することができる。 8月初旬、神奈川県薬剤師会の本部が所在する横浜市内の総合薬事保健センターを会場に、薬剤師会会員とルーキーメンバーの交流会が開催された。 当日は主に首都圏で在学中の学生と神奈川県内で勤務する若手薬剤師16名がルーキーメンバーとして出席。学校薬剤師の公衆衛生研修会を特別に受講したのちに、神奈川県内で活躍している4人の“先輩”薬剤師がそれぞれの職歴を語る「実は知りたい!薬剤師の就職・転職・開局事情」と題したパネルディスカッションに参加した。 今回はパネルディスカッションでそれぞれのキャリアを語ってくれた4名の薬剤師のプレゼンテーションを紹介する。 根拠ある決意と根拠のない自信を持とう! 佐藤克哉さん(相模原市・オレンジ薬局鹿沼台店) 薬学部卒業 → 病院薬剤師勤務 → 保険薬局を独立開業 相模原市で2つの薬局を経営する佐藤克哉さんは、病院薬剤師として約5年間勤務した後、薬局の開局を決意しました。右も左もわからず開局した私を支えてくれたのは、人生の節目節目で出会った人々のお陰だと語ります。 転機となった患者さんとの出会い 佐藤克哉さん 病院薬剤師として働いていた29歳の時、整形外科病棟で出会った一人の高校生が人生を大きく変えたといいます。その高校生はたった1週間の入院でしたが、退院後わざわざ元気な姿を見せに病院まで来てくれました。その時、「この子が元気になった後のことを自分は何も知らない」ということに気づき、考えさせられたそうです。この出来事をきっかけに、患者さんと長期的に生活に寄り添いたいという思いが芽生え、そこから薬局を開業をする決意に至りました。 根拠のない自信が道を拓く 病院勤務の経験はあったものの、薬局経営はまったくの素人。開業初日は、たった4人の患者さんしか来ず、国からの借入金800万円も返済しなければならず、「こんなもの絶対返せない」と不安で仕方がなかったそうです。しかし冬は趣味のスノーボードに欠かさず行きました。不思議と「自分ならできる」という根拠のない自信があったそうです。この「根拠のない自信」が佐藤さんの人生を支える大きな原動力となっています。 また開局後、薬剤師会で出会った一回り年上の経営者や、多くの薬剤師仲間からも多くの学びを得ることができ、仲間の存在が大きな支えになっているともいいます。 趣味から得た教訓 人生のターニングポイントには、いつも人との出会いがありました。小学校で始めたサッカー、高校でのテニス、大学でのバンド活動でも、素晴らしい仲間たちに恵まれ、スノーボードも仕事の不安から逃避する場所でしたが、そこで出会った仲間たちが支えてくれているといいます。ピンチをチャンスと捉え、新しいことに挑戦する姿勢は、こうした経験から培われたものです。 「病院薬剤師時代は患者さんを“点”でしか見ていませんでしたが、薬局経営を通じて、地域住民の生活という“線”で健康を支える喜びを知った」と語る佐藤さん。これからも、さまざまな出会いを大切にしながら、地域医療に貢献していきたいと展望を語ってくれました。 結婚や出産でブランクがあっても、薬剤師としてキャリアを継続したい 石垣美紀さん(横浜市・ホケン薬局) 薬学部卒業 → 病院薬剤師勤務 → 保険薬局を継承、経営者に 横浜市神奈川区でホケン薬局を経営する石垣美紀さんは、実家も横浜で薬局を営んでおり、「生まれも育ちも薬局」という環境で育ちました。両親ともに薬剤師で、ごく自然に薬学の道へと進みます。高校時代に熱中したアルペンスキーを続けたいという思いから、北海道医療大学薬学部へ進学しました。 病院薬剤師としての経験 石垣美紀さん 大学卒業後、石垣さんは病院薬剤師の道を選びます。病床数400床ほどの総合病院に就職。夜間一人での日当直業務や、病棟での薬剤管理指導、院内製剤の調整など、多岐にわたる業務を経験しました。特に印象深いのは、乳がんの患者さん向けに皮膚科の医師から依頼を受けて、腫瘍が皮膚から露出した部分に塗る軟膏を調製したことだといいます。薬剤部で調製した軟膏を病棟に持っていき、患者さんの様子や患部を直接確認しながら、より良い製剤になるよう工夫を重ねました。 薬局経営者への転身 病院勤務に楽しみを見出して働いていた石垣さんでしたが、病院を辞めて薬局を継ぐことを決意します。きっかけは、親戚が経営する薬局を継がないかという話が持ち上がったことです。薬局での勤務経験がなかったため、半年間はさまざまな薬局でアルバイトや派遣薬剤師として働き、経験を積みました。 そして2011年3月、ホケン薬局の経営を引き継ぎました。70年以上前から続くこの薬局は、地域に根差した薬局として、健康サポート薬局や在宅医療にも積極的に取り組んでいます。 薬局で感じる「やりがい」 薬局では、患者さんが日々の生活で抱える悩みや困りごとに寄り添い、サポートできることにやりがいを感じています。特に在宅医療では、元気な頃から薬局に通っていた患者さんの自宅に訪問することで、その方の生活状況を深く理解できます。訪問診療医に患者さんのこれまでの様子や性格、困りごとなどを伝えることで、より質の高い医療連携につながるといいます。 「結婚や出産でブランクがあっても、薬剤師としてキャリアを継続したい」と話す石垣さんの歩みからは、薬剤師を志す女性にとって勇気づけられる部分は多いのではないでしょうか。 薬剤師国家資格は何にでもチャレンジできる最強資格! 藤田大輔さん(横浜市・小机薬局) 工学部卒業 → エンジニア職勤務 → 薬学部に再入学、薬剤師資格取得 → 病院勤務 → 保険薬局に転職 横浜市港北区の小机薬局で管理薬剤師として働く藤田大輔さんは、異色の経歴の持ち主です。大学では土木工学を専攻し、一部上場の大手通信会社に就職してエンジニアとして働いていました。しかし、仕事にやりがいを感じられず、一念発起して薬剤師を目指すことに。26歳で帝京平成大学薬学部に再入学し(ここで「人生のリセットボタン怖くないスキル」を獲得)、30歳で薬剤師の国家資格を取得しました。 研修生からスタートしたキャリア 藤田大輔さん 薬学部卒業後は、横浜市立大学附属市民総合医療センターで研修生として1年間、非常勤職員として1年間を過ごしました。その後、チェーンのドラッグストアで管理薬剤師やエリアマネージャーを経験します。 しかし、「もっと薬剤師として患者さんと向き合いたい」という思いから、自宅近くの個人経営の薬局に転職。精神科の在宅医療に特化した薬局で、引きこもりの患者さんの服薬支援なども、きめ細かく行ってきました。 誰にも真似できない「唯一無二」の薬局経営を 2022年に横浜市港北区に小机薬局を新規開局の際に管理薬剤師として立ち上げに関わり、今に至ります。ここは近隣1km圏内に病院やクリニックがなく、薬局としても「地域唯一」の状態でした。 開業当初は一人薬剤師状態で全ての業務をこなし、当初は定休日だった木曜日も患者さんのために営業時間を拡大しました。ある日、発熱した子供のために薬局を訪れたお母さんから感謝され、「この地域には自分しか頼れる薬剤師がいない」という使命感を強く感じたといいます。 予想外の出来事も楽しむ「心の保険」 2023年には、インフルエンザが猛威を振るう中、なんとアキレス腱を断裂してしまうという不運に見舞われます。松葉杖での業務は困難を極め、このとき初めて薬局を数日間閉めることになりました。しかしその時、薬剤師会を通じて知り合った薬剤師たちが助っ人に駆けつけてくれ、「薬剤師会や人とのつながりが、ピンチを乗り越える力になった」と藤田さんは語ります。 「薬剤師の国家資格は、どんなことにも挑戦できる “心の保険” 」だと藤田さんは考えています。様々なキャリアを経験し、多くの困難を乗り越えてきた藤田さんの言葉には、薬剤師としての生き方のヒントが詰まっています。 スタッフとともに「居心地のいい薬局」を追求! 大山純弥さん(相模原市・のぞみ薬局) 薬学部卒業 → チェーン薬局勤務 → 地域の保険薬局勤務 → 保険薬局を独立開業 相模原市で「のぞみ薬局」を経営する大山純弥さんは、静岡県出身の若手経営者です。北里大学への進学を機に上京し、6年間は「文武両道」をモットーに学業とサッカーに打ち込みました。 新卒で大手チェーン薬局に入社し、薬剤師としての基礎を学びます。その後、東横線・学芸大学駅前で75年の歴史を持つ「ツカハラ薬局」に転職。医薬分業以前から地域に根ざし、町の人々から親しまれる薬局でした。ここで3年間にわたり薬局経営のノウハウを徹底的に学びました。 独立開業に向けて経営を肌で感じて学ぶ もともと早いうちから自分の薬局を持ちたいと考えていた大山さんは、薬局勤務時代での経験として、個人経営薬局では生の数字を間近で見て取れるっていうところ、実際に自分のアクションを起こせることが強みであり、また大手チェーンの魅力としては店舗数が100店舗あればその数だけ生の数字を参考にできる強みがあるといいます。 遊び心と居心地の良さを形にした薬局 大山純弥さん 「薬局は患者さんにとって居心地の良い場所であるべき」という大山さんの思いは、2021年に設立した株式会社cubicと、2022年に開局した「のぞみ薬局」の形で結実しました。 木目調で統一された温かみのある内装や、クラフト紙を使った薬袋、トイレの前にかかったユニークな暖簾など、随所に遊び心と工夫が凝らされています。患者さんからは「温泉に来たみたいだね」と声をかけられることもあり、薬局が単なる調剤の場ではなく、地域の人々にとっての憩いの場になっていることがうかがえます。 挑戦は続く 2024年には、眼科門前の2号店「のぞみ薬局矢部2号店」を開局。本店とは異なる業務に、スタッフと共に試行錯誤を続けています。 またプライベートでは今年5月には第一子が誕生し、仕事と育児の両立という新たな挑戦に直面しています。目まぐるしい日々の中でも、「スタッフのみんなと共に薬局を盛り上げていきたい」と意欲を燃やす大山さん。若き薬剤師経営者として、地域に必要とされる薬局づくりに情熱を注いでいます。 ルーキーメンバー交流会には首都圏で在学中の薬学生と、神奈川県内で勤務する若手薬剤師16名が参加。研修会とパネルディスカッションの後には懇親会も行われ、他大学の学生や薬剤師会幹部、薬局経営者との交流を楽しんだ。 >神奈川県薬剤師会ルーキー制度 詳細
- 第25回JAPANドラッグストアショー開催 3日間で99,510人が来場
2025年8月8日から10日、第25回JAPANドラッグストアショーが開催され、3日間の会期中に合計99,510人が来場し、大盛況となった。 オープニングセレモニー:業界の未来への決意表明 塚本氏 2025年8月8日、ドラッグストアショーの開催を告げるオープニングセレモニーでは、主催者である日本チェーンドラッグストア協会会長の塚本厚志氏が挨拶に立った。塚本氏は、出展企業数が昨年を上回ったことに触れ、これは業界を盛り上げようとする強い意思の表れであり、今後の発展を予感させるものだと語った。 今年のテーマは「NEXT25 地域の皆様に最高の未来をお届けする」。この壮大なテーマを、ドラッグストアショーを通じて実現したいと語った。来場者と出展企業との新たな出会いや情報交換がビジネスチャンスを生み、業界の発展に繋がることを期待していると述べた。 続いて登壇した実行委員長の米原まき氏は、大役へのプレッシャーを感じつつも、「全力でみんなを笑顔にしたい」という熱い決意を表明。テーマである「NEXT25」には、これまでの25年を土台に、これからの25年を皆と共に歩んでいきたいという願いが込められていると説明した。また、ドラッグストアは単なる物販の場ではなく、健康相談や情報発信を通じて地域を元気にする「未来を創る場」であると強調した。 挨拶の最後には、参加者全員で「ワッショイ」と3回唱和し、会場は一体感に包まれた。 薬科大学対抗クイズ大会:未来を担う若者たちの熱戦 優勝した帝京平成大学チーム 2日目のイベントステージでは、「プライドをかけた戦い!薬科大学対抗クイズ大会」が開催された。城西、城西国際、帝京、帝京平成、東京薬科、日本薬科の6大学から選抜された学生と、それぞれの大学出身の現役薬剤師(トモズ、ウエルシア薬局、龍生堂本店、スギ薬局、調剤薬局クスリのツルハ、マツキヨココカラ&カンパニー)がチームを組み、知識を競い合った。 〇×問題や記述問題が出題される中、各チームは真剣な表情で相談を重ね、熱い戦いを繰り広げた。その結果、見事優勝に輝いたのは帝京平成大学チーム。優勝したメンバーは「優勝できてうれしい」「先輩の知識に助けられた」と喜びを語った。 クイズの解説をしたセキ薬品薬局運営部薬局運営課の薬剤師、梅田佐也佳氏は、この企画の目的について「薬学生にドラッグストア業界の盛り上がりを肌で感じてほしかった」と説明。今後も、業界をけん引する現役薬剤師と、未来を担う学生たちが力を合わせ、業界全体を盛り上げていきたいと語り、クイズ大会は盛況のうちに幕を閉じた。 好評だった「こどもやくざいし体験薬局」 日本家庭薬協会のブースでは、メーカーのキャラクターが集合
- 【同窓生集まれ!】神戸学院大学~先輩から後輩へのメッセージ
一歩先に社会に出た先輩たちが、就職活動のポイントや仕事への向き合い方などを伝える「誌上OB訪問」のコーナーです。 今回は神戸学院大学薬学部卒業生の皆さんです。 藤岡晃輔さん 2023年卒 スギ薬局 御器所店 私は、地域に根ざしながら多くの人を支え、挑戦を続けられる環境に魅力を感じ、スギ薬局に入社しました。地域密着型の医療を実現できることに加え、キャリアの幅広さと新しいことに挑戦できる環境が整っている点が志望の決め手でした。 入社後は、幅広い処方箋に触れながら調剤業務やOTC販売を経験し、患者様一人ひとりと向き合う大切さを実感しています。今後は在宅専任薬剤師としての業務にも挑戦する予定で、さらに多様な経験を積めることを楽しみにしています。患者様の生活に深く関わりながら、地域医療に貢献できることにやりがいを感じています。 スギ薬局では、在宅医療をはじめ、専門資格の取得やキャリアアップの機会が豊富にあります。ぜひスギ薬局のイベントに参加し、実際の雰囲気や働く薬剤師の姿を見てみてください! 大路真衣子さん 2021年卒 クオール薬局 薬局事業第八本部(関西エリア) 患者さまやそのご家族、地域住民の安心のために挑戦しつづけるクオール薬局の姿勢に魅力を感じ入社を決めました。学びたい分野をしっかり学べるように研修制度が充実しており、社員としての安心も実感しています。 入社後は幅広い処方箋を受け付ける中で経験を積み、会社の研修制度を利用して知識を深めました。それを活かして患者さまへのフォローアップに積極的に取り組み、情報提供を介して医療機関と連携することができました。現在は管理薬剤師としての業務を行いながら、在宅医療や施設への往診同行に参加しており、リクルーターとしても活動しています。 クオール薬局は自分が挑戦したいことや患者さまのためにやりたいことを全力でサポートしてくれる会社です。もっと多くの方にこの魅力を知っていただきたいのでぜひ採用イベントにお越しください! 井上琴音さん 2024年卒 マツモトキヨシ 三宮さんプラザ店 (株式会社マツキヨココカラ&カンパニー) 「多彩なキャリアを積むことができ、若手から様々なことに自らチャレンジできる環境」が整っていること、それが私の就職活動の軸でした。当社はキャリアの幅が非常に広く、調剤業務以外にも様々な部署に薬剤師が多く在籍しており、社会に貢献できる幅が広いと考え入社を決めました。 また、当社は研修が充実していると実感しています。入社時の研修期間が1年以上と長く、その中でも現在は調剤とOTCを半年ずつ学ぶ“クロス研修”を受講しています。“クロス研修”では医薬品から介護用品に至るまで多岐にわたる知識を身に付けることができ、患者様の様々な相談に対応できる薬剤師に成長できます。今後は培ったスキルや知識を活かして薬剤師として成長する一方、自身の体験や当社の魅力を伝えるリクルーター活動でも活躍したいと考えています。 > 神戸学院大学
- 薬局・薬剤師の可能性示す研究発表で昭和医科大学・赤川圭子氏、城西国際大学の学生が表彰 第12回コミュニティファーマシーフォーラム
一般社団法人日本コミュニティファーマシー協会(略称:JACP)は7月27日に今年で12回目を数える毎年恒例のコミュニティファーマシーフォーラムを東京都内で開催した。 今回は「2030年、薬剤師の未来予想図」をメーンテーマに掲げられており、薬剤師の将来に関わる多彩な演題の講演が繰り広げられた。 > 第12回コミュニティファーマシーフォーラム プログラム フォーラムでは会員内外から全10題のポスター発表も行われた。この中から優れた研究発表を表彰する「コミュニティファーマシーアワード」には、昭和医科大学薬学部(社会健康薬学講座社会薬学部門)講師の赤川圭子氏が選ばれた。同じく若手の今後に活躍に期待する奨励賞には城西国際大学薬学部生の土屋桃子さんの発表が選ばれた。それぞれの演題は下記の通り。 【コミュニティファーマシーアワード】 「超高齢社会における抗コリン薬の適正使用に向けた処方介入の取組み」 筆頭発表者:赤川圭子(昭和医科大学薬学部講師) ポリファーマシー対策として、特に高齢者の副作用が多い抗コリン薬の適正使用に向けた取り組みを行った。病院の外来処方データから抗コリン薬の禁忌疾患等を持つ患者を抽出し、処方医に減薬提案書を配布した結果、実際に減薬や中止、変更につながった。減薬不可の理由の多くは患者の希望にある。医師が減薬可としながら実際に減薬できていない理由などを今後さらに調査を続ける。 【奨励賞】 「薬剤師による緊急避妊薬提供に必要な知識とスキル習得のためのケースシナリオを用いたワークショップ」 発表者:土屋桃子(城西国際大学薬学部4年)、山村繁雄(JACP) 今年3月にJACP主催で開催された緊急避妊薬提供に必要な知識とスキルを習得するための薬剤師対象ワークショップに関する報告。ケースシナリオを用いた研修後、参加者は緊急避妊薬提供に関する自信が大幅に向上し、実践的な能力向上に有効であることが示された。一方、薬剤師による地域住民への性と生殖に関するサービス全般に関する情報提供の必要性がある。
- 「自然体で輝く未来」へ ドラッグストアショーが提案するフェムケアの新しい形
2025年8月8日から10日にかけて開催された第25回ジャパンドラッグストアショーでは、女性の健康を支援する「フェムケア」ブースが3回目の出展を迎えた。主催者である実行委員長の米原まき氏によると、年々フェムケアの認知度は向上しており、来場者からの関心も高まっているという。 今年のフェムケアブースは「自然体で輝く未来へ、フェムケアで出会う笑顔、繋げよう」をテーマに掲げ、5つの企画を展開。なかでも注目を集めたのが、セルフチェック体験コーナーだ。ここでは生理痛の疑似体験や女性ホルモンの測定などができ、来場者が自身の体の状態を客観的に把握する機会を提供した。 専門家と商品、そして人との繋がりを マツキヨココカラ&カンパニーではフェムケアブランド「FEMRISA」を展開している。 マツキヨココカラ&カンパニー管理本部人材開発部長(薬剤師)の初鹿妙子氏は、ドラッグストアが薬剤師や登録販売者、管理栄養士といった専門家を多く配置している点を強調。フェムケア商品を単に販売するだけでなく、専門家による相談やアドバイスを通じて、顧客の悩みに寄り添う場所としての役割を果たすことを目指すと述べた。 ユニ・チャーム株式会社の田辺氏は、フェムケアという考え方が浸透しつつある一方で、自身のライフスタイルで不調を我慢している女性がまだ多くいると指摘。誰もが自分らしい生活を送れるよう、新商品との出会いを通じて、女性のウェルビーイング向上に貢献したいと語った。 セクシャルウェルネスを語る意義 米原氏は、セクシャルウェルネスは日本ではタブー視されがちであると認めつつも、あえてオープンにすることで、ネガティブなイメージを払拭し、当たり前のこととして捉えてもらえるようにしたいと説明。さらに、性教育や若年層への啓発活動にも繋げていきたいという考えを示した。 また、地域に密着したドラッグストアとして、今後さらにクリニックなどとの連携を深め、多岐にわたる悩みを抱える顧客へのサポート体制を強化していきたいと話した。 イベントステージでは、フェムケアとドラッグストアについて、モデルの土屋アンナさんと薬剤師の堀美智子氏による対談が行われた。














