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薬局・薬剤師の可能性示す研究発表で昭和医科大学・赤川圭子氏、城西国際大学の学生が表彰 第12回コミュニティファーマシーフォーラム

  • ito397
  • 27 分前
  • 読了時間: 2分
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一般社団法人日本コミュニティファーマシー協会(略称:JACP)は7月27日に今年で12回目を数える毎年恒例のコミュニティファーマシーフォーラムを東京都内で開催した。

今回は「2023年、薬剤師の未来予想図」をメーンテーマに掲げており、薬剤師の将来に関わる多彩な演題の講演が繰り広げられた。



フォーラムでは会員内外から全10題のポスター発表も行われた。この中から優れた研究発表を表彰する「コミュニティファーマシーアワード」には、昭和医科大学薬学部(社会健康薬学講座社会薬学部門)講師の赤川圭子氏が選ばれた。同じく若手の今後に活躍に期待する奨励賞には城西国際大学薬学部生の土屋桃子さんの発表が選ばれた。それぞれの演題は下記の通り。


【コミュニティファーマシーアワード】

「超高齢社会における抗コリン薬の適正使用に向けた処方介入の取組み」

筆頭発表者:赤川圭子(昭和医科大学薬学部講師) 



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ポリファーマシー対策として、特に高齢者の副作用が多い抗コリン薬の適正使用に向けた取り組みを行った。病院の外来処方データから抗コリン薬の禁忌疾患等を持つ患者を抽出し、処方医に減薬提案書を配布した結果、実際に減薬や中止、変更につながった。減薬不可の理由の多くは患者の希望にある。医師が減薬可としながら実際に減薬できていない理由などを今後さらに調査を続ける。


【奨励賞】

「薬剤師による緊急避妊薬提供に必要な知識とスキル習得のためのケースシナリオを用いたワークショップ」

発表者:土屋桃子(城西国際大学薬学部4年)、山村繁雄(JACP)


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今年3月にJACP主催で開催された緊急避妊薬提供に必要な知識とスキルを習得するための薬剤師対象ワークショップに関する報告。ケースシナリオを用いた研修後、参加者は緊急避妊薬提供に関する自信が大幅に向上し、実践的な能力向上に有効であることが示された。一方、薬剤師による地域住民への性と生殖に関するサービス全般に関する情報提供の必要性がある。

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