「自然体で輝く未来」へ ドラッグストアショーが提案するフェムケアの新しい形
- toso132
- 8月12日
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2025年8月8日から10日にかけて開催された第25回ジャパンドラッグストアショーでは、女性の健康を支援する「フェムケア」ブースが3回目の出展を迎えた。主催者である実行委員長の米原まき氏によると、年々フェムケアの認知度は向上しており、来場者からの関心も高まっているという。
今年のフェムケアブースは「自然体で輝く未来へ、フェムケアで出会う笑顔、繋げよう」をテーマに掲げ、5つの企画を展開。なかでも注目を集めたのが、セルフチェック体験コーナーだ。ここでは生理痛の疑似体験や女性ホルモンの測定などができ、来場者が自身の体の状態を客観的に把握する機会を提供した。
専門家と商品、そして人との繋がりを

マツキヨココカラ&カンパニー管理本部人材開発部長(薬剤師)の初鹿妙子氏は、ドラッグストアが薬剤師や登録販売者、管理栄養士といった専門家を多く配置している点を強調。フェムケア商品を単に販売するだけでなく、専門家による相談やアドバイスを通じて、顧客の悩みに寄り添う場所としての役割を果たすことを目指すと述べた。
ユニ・チャーム株式会社の田辺氏は、フェムケアという考え方が浸透しつつある一方で、自身のライフスタイルで不調を我慢している女性がまだ多くいると指摘。誰もが自分らしい生活を送れるよう、新商品との出会いを通じて、女性のウェルビーイング向上に貢献したいと語った。
セクシャルウェルネスを語る意義
米原氏は、セクシャルウェルネスは日本ではタブー視されがちであると認めつつも、あえてオープンにすることで、ネガティブなイメージを払拭し、当たり前のこととして捉えてもらえるようにしたいと説明。さらに、性教育や若年層への啓発活動にも繋げていきたいという考えを示した。
また、地域に密着したドラッグストアとして、今後さらにクリニックなどとの連携を深め、多岐にわたる悩みを抱える顧客へのサポート体制を強化していきたいと話した。







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