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新着記事


革新的な医薬品がもたらす多様な価値――小児血液がん診療の変革から考える医療と社会の未来
2026年5月18日、日本製薬工業協会(製薬協)はメディアを対象に「製薬協メディアフォーラム」を開催した。テーマは「革新的な医薬品がもたらす多様な価値とは -小児血液がん領域を事例に―」である。本フォーラムでは、従来の有効性や安全性といった指標を超え、新しい薬が患者の生活や心理、医療現場、あるいは社会全体にどのような多面的な価値をもたらすかが、医師、看護師、患者当事者それぞれの視点から活発に議論された。


「治療と仕事の両立」を目指して。Johnson & JohnsonがIBD患者を支える「I-BUDDY」ストーリーを始動
近年、日本を含むアジア地域で患者数が増加している「炎症性腸疾患(IBD)」。これは免疫の異常によって大腸や小腸の粘膜に慢性的な炎症を引き起こす病気であり、主に大腸に病変が生じる「潰瘍性大腸炎(UC)」と、消化管全体に連続性のない病変が生じる「クローン病(CD)」の総称である(5)。発症の多くが思春期(6)であることから、学業(8)やキャリア(9)、対人関係の形成(10)など、患者の人生の選択に大きな影響を与える指定難病となっている。
Johnson & Johnson(J&J)は、2025年にIBDとともに生きる患者を支援するための取り組み「Dual Control〜治療と仕事の両立〜」を開始した。そして2026年5月19日、同社はこの活動の第2弾として、新たなプロジェクト「I-BUDDY」ストーリーの始動を発表した。背景には、最新の医療データが示す「治療の重要性」と、実際の「患者の認識」の間にある大きなギャップが存在している。


【スタートアップ番外編】「理想の薬剤師像」を追い求め、キャリアを重ねて人材育成のリーダーに
地域密着型の調剤薬局での経験を経て、現在は新設された薬局の立ち上げや経営に参画し、株式会社NSSの調剤事業部長として活躍する小林北斗さん。管理薬剤師や在宅業務の最前線を歴任し、2024年の開局から2年、組織を牽引するリーダーとして邁進している。これまでの歩みで直面した壁、対人業務の本質、そしてこれからの薬局業界を担う薬学生へのメッセージを聞いた。


知的能力だけではない!約60年の東大データが証明する「体力」と「将来の年収」の意外な相関関係
受験や就職活動、あるいは日々の仕事において、私たちはどうしても知識や思考力を鍛える「知的能力」ばかりに目を向けがちである。しかし、「勉強や仕事において重要なのは知的能力だけなのか」という問いに対し、非常に興味深いデータが明らかになった。
東京大学で約60年にわたり実施されてきた体力調査の追跡データ(UTFS)によると、学生時代に体力が高い学生ほど、卒業後の活動量が多く、精神的な不調が少ないだけでなく、驚くことに「卒業後の年収も高い傾向」にあることが示唆された。


【大阪医科薬科大学】再発膠芽腫を対象としたBNCTの第Ⅲ相医師主導治験計画届を提出
大阪医科薬科大学は、悪性度の高い神経膠腫に対する新たな治療選択肢の確立を目指し、「再発膠芽腫(こうがしゅ)を対象とするBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の第Ⅲ相医師主導治験」の治験計画書を提出した。
同治験は、ステラファーマ株式会社が提供するボロファラン(10B)(SPM-011)と、住友重機械工業株式会社製のBNCT用中性子照射装置(BNCT30)およびBNCT用治療計画プログラム(DE-01)を用いて実施される第Ⅲ相試験である。


次世代の創薬リーダー輩出へ:立命館大学薬学部とタカラバイオが教育・研究で協力関係を構築
立命館大学薬学部とタカラバイオ株式会社は、2026年4月22日に教育および研究の連携・協力に関する協定を締結した。両者は滋賀県草津市に拠点を置く地理的利点を生かし、顔の見える距離で強みを持ち寄ることで、再生医療や遺伝子治療といった次世代医療を支える高度人材の育成を推進する。


【日本イーライリリー】2025年度売上高が過去最高を更新ー3年連続の2桁成長を達成し、2030年のリーディングカンパニー獲得へ
日本イーライリリー株式会社は、2025年度の売上高が前年比25%増の2,760億円となり、過去最高を更新したことを発表した。同社はこれで3年連続の2桁成長を達成しており、この力強い成長を牽引したのは、全売上高の57%を占める新製品および成長製品群である。


泉州メディカが挑む「地域循環型フレイル予防」主観と客観のギャップから始まる、健康寿命延伸への新たなアプローチ
少子高齢化が加速する現代、薬局の果たすべき役割は劇的な変化を遂げている。一般社団法人泉州メディカ理事長の和田憲周さん(外来がん治療専門薬剤師、漢方・生薬認定薬剤師、スポーツファーマシスト)は、運営する8つの薬局全てを「健康サポート薬局」として届け出、地域の健康寿命延伸に向けた独自のフレイル予防プロジェクトを推進している。


及川光博さんが「寄り添う人」としてGADを啓発、ヴィアトリス製薬が新TVCMを放映開始
ヴィアトリス製薬合同会社は、俳優・ミュージシャンの及川光博さんを起用した新TVCM「不安症」篇および「眠れない夜」篇を制作した。CMは、全般不安症(Generalized Anxiety Disorder、以下GAD)の啓発を目的としており、2026年5月18日から関西エリアで放映が開始される。また、5月11日からJR東日本の「TRAIN TV」や東京メトロの「Tokyo Metro Vision」でも広告展開が予定されている。
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『MIL online』が始まりました!
WEBサイト「MIL online」を開設しました。
副題は「薬学の扉」。これは薬学を学ぶ学生と薬剤師が新しい世界へ出ていくための扉です。
キャリア/就活


【スタートアップ番外編】「理想の薬剤師像」を追い求め、キャリアを重ねて人材育成のリーダーに
地域密着型の調剤薬局での経験を経て、現在は新設された薬局の立ち上げや経営に参画し、株式会社NSSの調剤事業部長として活躍する小林北斗さん。管理薬剤師や在宅業務の最前線を歴任し、2024年の開局から2年、組織を牽引するリーダーとして邁進している。これまでの歩みで直面した壁、対人業務の本質、そしてこれからの薬局業界を担う薬学生へのメッセージを聞いた。


書類よりも「対話」を。ロート製薬が挑む選考の常識を覆す「Entry Meet採用」の全貌
採用市場においてAI選考やエントリーシートによる効率化が進むなか、ロート製薬株式会社が打ち出した方針は、それらとは一線を画す「対話への回帰」であった。2027年新卒採用から導入された「Entry Meet採用」。書類選考を完全に廃止し、全ての始まりを直接の対話に置くこの挑戦が、人財採用の在り方を根本から変えようとしている。


【同窓生集まれ!】愛知学院大学~先輩から後輩へのメッセージのコピー
一歩先に社会に出た先輩たちが、就職活動のポイントや仕事への向き合い方などを伝える「誌上OB訪問」のコーナーです。今回は愛知学院大学薬学部卒業生の皆さんです。
薬剤師国家試験


第115回薬剤師国家試験からの新たな基本方針:2040年を見据えた教育改革と試験制度の刷新
厚生労働省は、2040年以降の社会的役割を見据えた「薬学教育モデル・コア・カリキュラム」の改訂や、社会的背景の変化に対応するため、2026年3月25日に新たな「薬剤師国家試験のあり方に関する基本方針」を取りまとめた。本方針の策定にあたっては、医道審議会薬剤師分科会薬剤師国家試験制度改善検討部会において、2025年3月から同年12月まで計4回にわたる検討が重ねられた。厚生労働省は今後、この新たな方針に基づき、薬剤師国家試験の運用を行っていく予定である。


第111回薬剤師国家試験結果:新卒合格率は86.25%に上昇 既卒者には厳しい関門に
2026年3月25日、厚生労働省より第111回薬剤師国家試験の合格発表が行われた。本年度の試験結果を昨年度(第110回)と比較すると、全体の合格率は微減したものの、新卒者の合格率が向上するという特徴的な傾向が見て取れる。


【薬師のことのは|ほうかご】有機化学って、やる意味あるの?―薬剤師になって気付いたあの時の学び―
薬学生の皆さん、はじめまして。しほと申します。私は薬学部が6年制になった後に入学し、皆さんと同じように実務実習やCBT、OSCEなども受けてきました。
皆さんは日々の授業中や、学期ごとのテスト勉強をしている際、「薬剤師になってから、こんな内容使うの?これやる必要あるのかな…」と思いながら勉学に勤しまれていることはありませんか? また、一夜漬けの暗記や、テストが終わったら何も覚えてない!なんてこと…。ここでお話ししたいのは、結論、「今は忘れてしまってもいい。とにかくこなすべし!」ということです。
ここでは、国試を受けてから、そして薬剤師になってから、私が気付いた『学生時代に”あれ”をやる意味』をお話できればと思います。
トピックス


革新的な医薬品がもたらす多様な価値――小児血液がん診療の変革から考える医療と社会の未来
2026年5月18日、日本製薬工業協会(製薬協)はメディアを対象に「製薬協メディアフォーラム」を開催した。テーマは「革新的な医薬品がもたらす多様な価値とは -小児血液がん領域を事例に―」である。本フォーラムでは、従来の有効性や安全性といった指標を超え、新しい薬が患者の生活や心理、医療現場、あるいは社会全体にどのような多面的な価値をもたらすかが、医師、看護師、患者当事者それぞれの視点から活発に議論された。


「治療と仕事の両立」を目指して。Johnson & JohnsonがIBD患者を支える「I-BUDDY」ストーリーを始動
近年、日本を含むアジア地域で患者数が増加している「炎症性腸疾患(IBD)」。これは免疫の異常によって大腸や小腸の粘膜に慢性的な炎症を引き起こす病気であり、主に大腸に病変が生じる「潰瘍性大腸炎(UC)」と、消化管全体に連続性のない病変が生じる「クローン病(CD)」の総称である(5)。発症の多くが思春期(6)であることから、学業(8)やキャリア(9)、対人関係の形成(10)など、患者の人生の選択に大きな影響を与える指定難病となっている。
Johnson & Johnson(J&J)は、2025年にIBDとともに生きる患者を支援するための取り組み「Dual Control〜治療と仕事の両立〜」を開始した。そして2026年5月19日、同社はこの活動の第2弾として、新たなプロジェクト「I-BUDDY」ストーリーの始動を発表した。背景には、最新の医療データが示す「治療の重要性」と、実際の「患者の認識」の間にある大きなギャップが存在している。


知的能力だけではない!約60年の東大データが証明する「体力」と「将来の年収」の意外な相関関係
受験や就職活動、あるいは日々の仕事において、私たちはどうしても知識や思考力を鍛える「知的能力」ばかりに目を向けがちである。しかし、「勉強や仕事において重要なのは知的能力だけなのか」という問いに対し、非常に興味深いデータが明らかになった。
東京大学で約60年にわたり実施されてきた体力調査の追跡データ(UTFS)によると、学生時代に体力が高い学生ほど、卒業後の活動量が多く、精神的な不調が少ないだけでなく、驚くことに「卒業後の年収も高い傾向」にあることが示唆された。
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