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【くすりの適正使用協議会】 オーバードーズ対処法啓発資材を公開


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一般社団法人くすりの適正使用協議会と、日本大学薬学部薬剤師教育センターは、オーバードーズ(以下OD)の対処法に関する啓発資材を共同制作し、2024年10月1日より同協議会サイトで無料公開している。資材は、国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦氏と厚生労働省が監修した。

近年、医薬品のODが社会問題となっており、市販薬の乱用経験のある若者は60人に1人といわれている。ODに陥る要因は、好奇心や快楽を求めてというだけではない。勉強やスポーツで好成績を上げたいという向上心、あるいは劣等感や孤独感、プレッシャーや寂しさを紛らわすといったことから市販薬を不適切に使用するケースが少なくないという。一方で、ODを繰り返し、依存症になってしまった、あるいはその可能性がある若者は、精神保健の専門家に繋がり適切な医療を受けることが重要である。これらを踏まえ同協議会ではODに悩む当事者、それに悩む家族などに向けた資材を新たに作成。同資材の内容はODにハマってしまうきっかけを漫画で紹介、さらに本人、友達、保護者、先生、それぞれへ向けたメッセージを掲載し、依存症かもしれない本人、友達、保護者、先生が当事者としてODの迷路から脱出するヒントをまとめている。

同資材は同協議会HPで公開しているほか、日本薬剤師会、日本チェーンドラッグストア協会、日本保険薬局協会、日本医薬品登録販売者会、日本OTC医薬品協会に対して、同資材の活用に向けて会員への周知を打診している。また2024年10月1日には、警視庁等4団体で締結した「児童・生徒の薬物乱用防止に関する覚書」に基づき、くすり教育の強化とともに、資材について警視庁、東京都薬剤師会にも普及・活用を依頼している。


■資材概要

【制作】一般社団法人 くすりの適正使用協議会、日本大学薬学部薬剤師教育センター

【監修】松本 俊彦(国立精神・神経医療研究センター)、厚生労働省

【資材の形態】A4・1枚(両面)のPDF形式、サイトコンテンツ


■オーバードーズ対処法啓発資材のサイト


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