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北里大学が「ChatGPT Edu」を全学・全病院で導入、教育・医療の高度化を推進

学校法人北里研究所は北里大学の全学生と全教職員、および附属3病院の全医療従事者を対象に、教育機関向けAIプラン「ChatGPT Edu」を導入することを決定した。対象者は学生約9,500人、教職員約6,200人にのぼり、教育・研究・医療の現場を横断した生成AIの利活用により、さらなる高度化と発展を目指す構えだ。  


安全性と組織力の向上

生成AIが世界的に普及する中、国内の高等教育機関でも戦略的かつ安全な活用が広がっている。同大学においても、学生や医療従事者が個別にAIを利用し始めている現状を踏まえ、組織として安全性、公平性、情報セキュリティを担保しつつ、教育や医療の質を引き上げる環境整備が急務となっていた。  

今回導入される「ChatGPT Edu」は、OpenAIの先進的なモデルへのアクセスに加え、教育機関に求められる高いセキュリティや管理者向け機能を備えている。同法人は、生成AIを単なる業務効率化のツールではなく、人間の思考力や創造力、生産性を飛躍的に拡張する知的基盤と位置付けている。  


「オール北里」による推進体制と今後の展望

導入に伴い、学部や附属病院などの各部門を横断する「生成AI導入プロジェクトチーム」が新たに設置された。プロジェクトリーダーには、未来工学部教授でICT推進センター長を務める榊原康文氏が就任している。  

今後の展開として、まずは安全な運用のための利用ポリシーやガイドラインの整備を進める。同時に、学生や教職員、医療従事者を対象としたAIリテラシー教育と研修体制の構築に取り組む。さらに、教育・研究・医療・業務の各場面における先進的な活用モデルである「北里AI活用モデル」を設計し、技術基盤の整備とサポート体制の確立を一体的に推進する。医療分野においても、関連法令やガイドラインを遵守し、安心して活用できる運用体制の構築を急ぐ方針だ。  


同大学は、生命科学の総合大学として「オール北里」の知を結集し、生成AIを正しく使いこなす力を育成することで、教育・研究・医療の質を次の段階へ引き上げていく。AIと協働して新たな価値を創造できる人材を育むとともに、社会に新たなインパクトを生み出すことを目指している。

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