生薬がつなぐ世界の輪:日本薬学生連盟、5カ国の留学生を招き漢方試飲会を開催
- toso132
- 2 日前
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2026年2月4日、新宿のフリースペースにて、日本薬学生連盟(APS-Japan)主催の交換留学プログラム「SEP(Student Exchange Program)」の一環として、漢方をテーマにした異文化交流イベントが開催された。冬の寒さを吹き飛ばすような、熱気あふれる会場の様子を報告する。
■5カ国の留学生が集結、薬学生同士の真剣勝負
今回の企画には、オーストラリア、韓国、インドネシア、フィリピン、ベトナムの5カ国から5人の留学生が参加した。日本人学生と合わせて総勢18人の薬学生が集まり、テーブルを囲んで「生薬」という共通言語を通じた交流が行われた。

同イベントは、日本薬学生連盟で昭和薬科大学の金子園花さんが企画を担当した。彼女が所属する昭和薬科大学生薬部との合同企画として実現し、当日は生薬部による日頃の取り組みの紹介からスタートした。続いて参加者全員が自己紹介を行い、各国の飲み物文化について語り合うことで、会場の空気は一気に和やかなものとなった。
■五感を研ぎ澄ます「漢方クイズ」の興奮

イベントの目玉は、生薬部が準備した本格的な漢方の飲み比べクイズである。参加者の前には生薬部が独自に調合した「葛根湯」と「大建中湯」の2種類が振る舞われた。留学生たちは慎重に色や香りを確かめ、何が入っているのかを当てるクイズに挑戦した。
さらに、市販されている「潤快茶」「活元茶」も用意され、手作りの漢方と市販品で香りや風味にどのような違いがあるのかを比較する貴重な体験も提供された。留学生にとって本格的な漢方の味は未知の体験であったが、薬学生らしい鋭い視点で分析を行い、活発なディスカッションが繰り広げられた。
■「繋がり」が形作る国際交流の場

今回のイベントを成功に導いたのは、金子さんの「自身の部活動の専門性を国際交流に生かしたい」という思いと人脈である。
最初は緊張していた留学生と日本人学生も、試飲やクイズを通じて打ち解け、最後には大学や国籍の枠を越えた深い交流が生まれていた。単なる知識の習得に留まらない、薬学生ならではの専門性を軸にしたこの国際交流は、参加した学生たちにとって大きな刺激となったはずだ。






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