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あなたの“なりたい”がきっとみつかる-多岐にわたる薬学生の可能性-


(一社)日本薬学生連盟は6月8日に全国オンラインイベント「あなたの“なりたい”がきっとみつかる-多岐にわたる薬学生の可能性-」を開催しました。このイベントでは、さまざまな分野の第一線で活躍されている薬学部出身の方々に、自身の職種の魅力を語っていただきました。参加した薬学生にとって、視野を広げられる貴重な機会となりました。今回は、本イベントの企画長を務めた曽根駿介さん(東京薬科大学5年生)にお話を伺いました。

(執筆: 広報統括理事 大阪医科薬科大学4年 塚本有咲)



―どのような想いを込めて、企画を行いましたか。

自分自身、これまで進路や将来のキャリアを考えるうえで不安に感じたことは何度もありました。同じように感じている薬学生にとって、少しでも悩みを解消する手助けになり、背中を押すきっかけになるようなイベントを開催したいと思い、企画しました。

また、学生が進路を「なんとなく」で決めてしまうのではなく、その道を選んだ目的や、自分なりに納得できるしっかりとした意味を持ったうえで、その職種を目指してほしいという想いがありました。全ての選択肢を把握するのは難しいとしても、できる限りさまざまな職種の方の話を聞き、情報収集をして検討を行ったうえで決定していってもらいたいと感じます。

 

―イベントに携わる中で楽しかったことを教えてください。

企画の準備を進めていくうえで、学生スタッフや講師をはじめとする多くの方と関りを持てたことです。イベントに向けて本気で話し合い、意見交換を行うことで、いろいろな価値観に触れることができました。

また、開催当日には講師陣や運営スタッフが一堂に会し、工夫を凝らしたスライドが表示されました。そして一生懸命準備してきた多くのパーツが揃った際には、イベントがついに完成したことを実感できました。準備だけではなく当日を迎えられたからこそ得られた感覚だと思うので、とてもうれしかったです。

一方で、事前に考えられる限りの準備を行ったつもりでも、不測の事態の発生やタイムスケジュールの予定変更など、その場で瞬時に判断してイベントに反映させる対応力が問われる場面がいくつもありました。その都度、運営スタッフ間の裏側トークで情報共有を行い連携し合った楽しさや、皆で無事課題を乗り越えられた際の達成感は特別なものでした。

そしてなにより、大切な仲間たちと、誰かの役に立つものを作っていく過程に大きなやりがいを感じました。

 

―本イベントを通して、自身にどんな学びがありましたか。

講師の選定をはじめ、準備のあらゆる段階で薬学生の進路となる職種について本当に多くのことを調べました。そして当日だけでなくイベントを作る過程においても、薬学を生かす将来の選択肢は多岐にわたるということを知ることができました。

また団体を代表してイベントを開催するということの責任の重さを痛感しました。自身の発言や行動が、個人としての印象だけではなく団体全体のイメージや信頼にも影響する可能性があることを意識し、適度な緊張感をもって取り組むことの重要性を学びました。

 

―企画運営において工夫したことはありますか。

共に活動する運営スタッフにも、イベントを通して多くのことを還元したいと思いました。そこで、イベントを作っていく過程の一部始終を知ることができ、運営の一員であることを実感してもらえるような工夫を行いました。

また、各スタッフによって熱量やキャパシティに差があることも考慮しつつ、できるだけ大勢を巻き込んで、皆でイベントを作り上げられるようにしました。

イベント開催に必要なノウハウに加え、企画が形になることの楽しさも伝えられていたらうれしいです。

 

―最後に一言お願いします。

今回のイベントは、共に企画を作り上げてくれた運営メンバー、依頼を引き受けてくださった講師の皆様、そして関心をもって来てくださった参加者の皆様、全員の支えがあったからこその成功だったと感じています。

お忙しい中、本イベントに関わってくださり本当にありがとうございました。


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