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熊本地震の被災地に貢献―福岡大学薬学部の江川教授と学生が薬事・情報支援を展開

8月24日
読了時間: 2分

福岡大学薬学部教授の江川孝氏および同学部4年生の中邑風貴さん、山内珠愛さんが、2026年7月28日に発生した熊本地震の被災地支援活動に参加した。


薬剤師としての最前線支援

江川氏は福岡県薬剤師会モバイルファーマシー第2班のリーダーとして、8月4日から7日にかけて熊本県八代地域で活動を展開した。

現地では、災害処方箋や被災者からの調剤・服薬相談に対応したほか、医薬品在庫管理体制の整備や避難所における一般用医薬品・環境衛生の状況把握にあたった。さらに、地域の薬局や診療所の再開状況を把握して情報を整理するなど、多角的な薬事支援を実施した。

特に今回の活動では、単なる救護にとどまらず「災害医療から通常の地域医療への円滑な移行」に重点が置かれた。薬局の開局情報をまとめたGoogleマップや被災者向けリーフレットを作成し、地域の医療資源を活用できる体制を構築した。また、現地保健医療福祉調整本部の会議にも出席し、行政や各支援チームと連携して課題解決にあたった。



調整本部での情報・物資支援

DMAS(日本災害医学会学生部会)の一員として参加した中邑さんと山内さんは、熊本県庁の保健医療福祉調整本部において情報整理や調整業務を担った。

福祉施設調整班では、被災した福祉施設の状況を把握し、水不足が確認された施設について物資支援班へ情報をつなぐほか、トイレが不足している施設に対して簡易トイレ(ラップポン)の手配へつなげるなど、支援ニーズの整理と調整を行った。

物資支援班では、水循環システム「WOTA」を必要とする医療機関のリスト作成に従事した。

病院支援班では、広域災害救急医療情報システム(EMIS)をモニタリングし、断水などにより水を必要としている医療機関を抽出してリストを作成するなど、被災地へ支援物資を適切に届けるための情報整理を行った。


教員は現場の最前線で薬事支援を指揮し、学生は司令塔となる調整本部で支援ロジスティクスを支えるなど、それぞれ専門性と立場に応じた貢献を果たした。

福岡大学薬学部は、今回の経験や知見を今後の災害医療・災害薬事に関する教育・研究へ還元し、災害時に寄与できる医療人の育成を推し進めていく方針である。

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