第26回JAPANドラッグストアショー 薬学生の参画や新設「アカデミックフォーラム」で進化するセルフメディケーション
- toso132
- 6 時間前
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2026年7月31日から8月2日にかけて、東京ビッグサイトにて「第26回JAPANドラッグストアショー」が開催された。同イベントでは「セルフメディケーションによるドラッグストアの未来像~NEXT25~」をテーマに掲げ、多様な展示や催しが行われた。なかでも次世代を担う薬学生の積極的な参加や、学術的アプローチを強化した新企画が大きな注目を集めた。
現役薬剤師とタッグを組んだ「薬科大学生クイズ大会」
8月1日のイベントステージでは、「薬学生&薬剤師と一緒に考える 私たちのくすり 薬科大学生クイズ大会」が開催された。本大会には、大学とドラッグストア企業による以下の6つの合同チームが出場した。
神戸薬科大学&アカカベ
城西大学&トモズ
城西国際大学&スギ薬局
帝京大学&龍生堂本店
東京薬科大学&ツルハ
星薬科大学&マツキヨココカラ&カンパニー
大会では、指定乱用防止医薬品や漢方薬の実務的な知識から、物理化学の学問的知識、薬に関する雑学まで幅広く出題された。問題解説はセキ薬品常務取締役 調剤本部本部長の関颯伎氏が担当し、専門的な視点から分かりやすく丁寧な解説を加えて大会を支えた。
学生たちは日頃の学習成果を発揮し、現役薬剤師のサポートを受けながら白熱した戦いを展開した。難問にも果敢に挑んだ接戦の末、見事に優勝を果たしたのは神戸薬科大学&アカカベチームであった。優勝した学生からは「大学で学んできた知識をこうした大きな舞台で発揮でき、さらに薬剤師の方と一緒に力を合わせて優勝をつかみ取ることができて本当にうれしい」といった喜びと感謝のコメントが寄せられ、会場は大いに盛り上がった。

地域とのつながりを作る「健康茶房」ブース
会場内のアルフレッサヘルスケアブースでは、帝京平成大学・スギ薬局との共同企画として「〜地域とのつながりを作る〜 コトカフェ 健康茶房」が展開された。
この取り組みは、薬局を単に薬を受け取る場所ではなく、地域住民が自然と集うコミュニティの場へ転換させることを目指して企画されたものである。ブースでは、処方箋なしで気軽に立ち寄れるスペースとして、健康茶の提供とともに血圧測定や健康相談を行い、学生が参加者の健康ニーズをくみ取る貴重な実践の場となった。

学術研究の成果を一堂に集めた「アカデミックフォーラム」を新設
今回のドラッグストアショーにおける大きな目玉の一つが、新設された「ドラッグストアアカデミックフォーラム」である。
本フォーラムは、ドラッグストアにおける薬剤師の高度な実践研究や地域医療への貢献を体系的に発信することを目的として設置された。会場では全28演題のポスター発表が行われ、一般来場者の混雑を気にせず学生や大学関係者がアカデミックな視点でじっくりと交流できるよう会議棟にスペースが設けられた。
ポスター発表では、マツキヨココカラ&カンパニーによるChatGPTを活用した調剤支援業務の可能性と課題の検討や、千葉薬品によるマイナ保険証活用による重複防止と減薬提案といったDX・最新技術の活用に関する事例が紹介された。また、杏林堂薬局によるパーキンソン病患者のADL改善事例や大賀薬局による在宅緩和ケアでの訪問看護師との連携といった地域医療・在宅ケアの取り組みも提示された。さらに、星薬科大学による薬物濫用防止に向けた「薬のゲートキーパー」としての役割の検討や、ウエルシア薬局による移動販売を通じた過疎地での地域ヘルスケア提供など、社会課題への先進的なアプローチが幅広く発表された。

今回のドラッグストアショーは、単なる商品紹介の場にとどまらず、薬学生のフレッシュな感性と現場での実践知、そして学術的な研究成果が融合する、ドラッグストアの新しい可能性を示すイベントとなった。