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令和8年度科学技術分野の文部科学大臣表彰式が開催―新技術立国の実現へ、計749名が栄誉に輝く―



文部科学省は2026年4月15日、同省3階の講堂において「令和8年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」の表彰式を執り行った。同表彰は1959年に発足して以来、科学技術に携わる者の意欲向上とわが国の科学技術水準の向上を目的として、毎年顕著な成果をあげた者を顕彰しているものである。


第7期基本計画を柱とした新技術立国の実現を強調

福田氏
福田氏

式典冒頭、松本洋平文部科学大臣の式辞が、出席した福田かおる文部科学大臣政務官によって代読された。式辞の中では、昨年の坂口志文氏・北川進氏によるノーベル生理学・医学賞、ノーベル化学賞の受賞に触れ、歴代のノーベル賞受賞者を輩出してきた同表彰が科学技術の発展に重要な貢献を果たしていることを強調した。また、今年度から始動する「第7期科学技術イノベーション基本計画」などを踏まえ、科学の力を通じた「新技術立国」の実現に向け、省として全力を尽くす決意を表明した。



薬学分野を含む若手科学者賞の授与

表彰式の様子
表彰式の様子

本年度は、科学技術賞、若手科学者賞、研究支援賞などを合わせて749人が受賞した。

特に、独創的な視点に立った研究業績を挙げた若手研究者に贈られる「若手科学者賞」には101人が選出された。薬学関連では、大澤昂志氏(大阪大学大学院薬学研究科講師)、小川亜希子氏(東北大学大学院薬学研究科准教授・熊本大学大学院生命科学研究部客員講師)、久我奈穂子氏(東北大学学際科学フロンティア研究所・大学院薬学研究科助教)、外山侑樹氏(東京大学大学院薬学研究科特任助教)、松田研一氏(北海道大学大学院薬学研究院准教授)が名を連ねた。

式典では、各部門の代表者に対し、福田大臣政務官から表彰状が手渡された。


科学技術賞 開発部門:川筋 孝氏(HIV インテグラーゼ阻害剤ドルテグラビルの開発)

科学技術賞 研究部門:佐藤いまり氏(光応答特性に基づく三次元層構造と内部状態推定の研究)

科学技術賞 技術部門:和田貴志氏(2次元マトリックス型自動ドアセンサーの開発)

科学技術賞 理解増進部門:青山潤氏(被災地に希望を育む文理融合アプローチによる海の理解増進)

若手科学者賞:小川亜希子氏(エピトランスクリプトームによる生体代謝研究)

研究支援賞 研究開発マネジメント部門:村木倫子氏(URA活動とIR活動の融合による研究力強化への貢献)

研究支援賞 高度技術支援部門:豊岡公徳氏(生体超微構造観察に資する電子顕微鏡技術開発と支援への貢献)


受賞者を代表して挨拶した川筋氏
受賞者を代表して挨拶した川筋氏

受賞者を代表して挨拶に立った川筋氏は、周囲の支えに対する感謝とともに、「デジタル技術が進歩する一方で、社会の安心・安全を支える科学技術への期待はこれまで以上に大きくなっている」と言及した 。また、自身の医薬品研究の経験を糧に、今後も学び続けながら社会に貢献していく決意を述べた。



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