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薬剤疫学の専門家育成を加速へ。くすりの適正使用協議会と日本薬剤疫学会が連携〜セミナー受講で「認定薬剤疫学家」の更新ポイント取得が可能に〜


一般社団法人くすりの適正使用協議会は、主催する薬剤疫学セミナーにおいて、一般社団法人日本薬剤疫学会からの後援を受けることを決定した。これにより、学会が認定する「認定薬剤疫学家」の資格更新に必要なポイントが、同セミナーの受講によって取得可能となる。

今回の連携は、製薬企業や規制当局における専門人材の育成を強力に推進し、医薬品業界全体での「医薬品適正使用」を科学的側面から底上げすることを目的としている。


薬剤疫学が担う「医薬品のライフサイクル」への貢献

薬剤疫学は、医薬品の開発から承認、そして市販後の使用実態に至るまで、膨大なデータを科学的に分析し、安全性や有効性を客観的に評価する学問だ。

近年、医療情報のデジタル化に伴い、リアルワールドデータ(RWD)の活用が急速に進んでいる。薬剤疫学は、こうしたデータをエビデンスへと昇華させ、実臨床における適正使用を改善するための「判断基盤」として、その重要性がかつてないほど高まっている。


両団体の協力による基盤強化

同協議会は1989年の創立以来、20年以上にわたり人材育成のためのセミナーを開催してきた。一方、同学会は現在126人の「認定薬剤疫学家」を認定している。

両団体が「薬剤疫学の発展」という共通目標のもとで協力体制を構築したことは、業界における専門知の創出と、医薬品のライフサイクルを支える科学的基盤の強化に直結するものといえる。


3月26日開催:中堅向け薬剤疫学セミナー

ポイント付与の第1弾となるセミナーが今月開催される。今回から協議会会員以外(官公庁、学生、アカデミア、学会員など)も受講可能となっており、より門戸が広げられた。特に学生は無料であるため、興味のある人はぜひ参加してほしい。

日時:2026年3月26日(木)10:00〜12:00

テーマ:「観察研究におけるestimand:target trial emulationによる翻訳と推定」

講師:東京大学准教授 篠崎 智大 氏

内容:臨床試験と観察研究における因果効果(estimand)の論点を整理し、データベース解析における「標的試験(target trial)」の枠組みを実務的観点から解説する。


今後の予定:第2弾として、7月9日には初学者向けの「薬剤疫学入門セミナー」も開催される予定だ。延べ3,300人以上が参加してきた定番のセミナーであり、こちらもポイント付与の対象となる見込みである。


概要・申し込み

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イベント名

2026年3月26日開催 薬剤疫学セミナー

申込締切

2026年3月24日(火)

詳細・申込URL


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