マツキヨが創る「白と黒のツインタワー」——第2の旗艦店『SHIBUYA SCRAMBLE FLAG』が提示するドラッグストアの近未来
- toso132
- 2月25日
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マツモトキヨシの象徴的な店舗が、いよいよ次世代の姿へと変貌を遂げる。
2026年3月7日、渋谷のスクランブル交差点近くに、マツモトキヨシの新たな旗艦店「SHIBUYA SCRAMBLE FLAG」がオープンする。1995年の開店以来、渋谷のランドマークとして親しまれてきた「渋谷Part1店」が全面改装されたものだ。
1.渋谷にそびえ立つ「白と黒のツインタワー」
2023年9月にオープンした黒基調の「SHIBUYA DOGENZAKA FLAG」に対し、今回の新店舗は白を基調とした「Shibuya Alive ~Angels~」がコンセプトである。
スクランブル交差点を挟んで白と黒の対照的な店舗が並び立つ姿は、まさに渋谷の新しい景観だ。店舗内外には大規模なLEDサイネージが配置され、デジタル技術を駆使した視覚的なワクワク感を演出している。

2. 注目すべきフロア構成:ドラッグストア初の試み
特に注目したいのは、地下1Fに展開される「ダーマコスメコーナー」だ。
ドラッグストア初導入の「TAKAMI」:これまで百貨店や専門店が主軸だったブランドが、ドラッグストアの店頭に並ぶ。
専門性の高いラインナップ:「キュレル」や「ラ ロッシュ ポゼ」に加え、同社プライベートブランドの「INJESK」や「MQURE derma×」といった、成分にこだわった「成分美容」の商品が充実している。
これは、ドラッグストアが単なる日用品供給の場ではなく、「皮膚科学(ダーマ)に基づいたカウンセリングと専門的な美容提案の場」へとシフトしている証左といえる。

3. 各フロアの役割と特徴
2階:POP UP・化粧品フロア マンスリーで展開商品が入れ替わるPOP UPスペースを設置。最新の韓国コスメなど、トレンドに敏感な層へ向けた「情報発信基地」としての役割を担う。

1階:医薬品・健康食品・医療用品・シーズン商品フロア 高さ約10mのLEDサイネージを階段に設置するなど、視覚的な誘導を強化。セルフメディケーションの入り口として、顧客が自然と店舗奥へ足を運びたくなる空間を演出している。
地下1F:スキンケア・トイレタリー・男性化粧品フロア 同社初となる「ダーマコスメコーナー」を展開。話題の成分美容商品や、メンズケアブランド「KNOWLEDGE」を揃え、専門性の高い美と健康のニーズに応える。
4.変化する「旗艦店」の役割
マツキヨココカラ&カンパニーにとって、今回の店舗は国内・海外合わせて6店舗目のフラッグシップストアとなる。
2018年の原宿表参道口店を皮切りに、香港のコーズウェイベイ店、2025年7月のGINZA FLAGと、同社は着実に「体験型・情報発信型」の店舗を増やしてきた。薬剤師や登録販売者が、単に薬を売るだけでなく、最新のトレンドや高度な美容・健康情報を提供する「情報発信のスペシャリスト」としての役割を求められていることが、この店舗設計からも見て取れる。
将来の職場としてドラッグストアを視野に入れている学生にとって、こうしたフラッグシップ店の動向は、業界の「未来の常識」を知る一助となるだろう。単なる「小売業」としての枠を超え、ライフスタイルそのものを提案する企業の姿勢が、この渋谷の地に結実している。



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