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【スタートアップ】薬剤師としての成長と独立への挑戦

更新日:7月8日

いちょう薬局株式会社

薬局 クスっと 管理薬剤師 

氏家大我(うじいえ・たいが)


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東京都世田谷区の用賀駅から徒歩8分のところにある「薬局 クスっと」で管理薬剤師を務める氏家大我さん。氏家さんのキャリアは、薬剤師として働く母親の姿に影響を受け、医療の世界を志して薬学部へ進学したことから始まった。

「大学生活は楽しかったですね」と、氏家さんは振り返る。軽音部やスノーボードサークルに所属し、アルバイトにも勤しんだ。忙しいながらも、学業とプライベートのバランスをしっかり保ち、充実した日々を送っていたようだ。


薬剤師としてのキャリアを考えるうえで、大きな転機となったのは大学5年次の実務実習だった。コロナ禍と重なった病院実習は、オンライン対応や患者との接触制限もあり、思うように経験を積めなかったと話す。しかし、薬局実習ではさまざまな患者と接する中で、氏家さんの知的好奇心は大いに刺激された。当初はドラッグストアを視野に入れていたが、自身のライフワークバランスを重視した結果、薬局に絞って就職先を探したという。

氏家さんが就職先を選ぶうえで重視したのは、次の4点だった。独立の実績があること、社風が自由で明るい雰囲気であること、自身が東京出身なので、都内で働けること、そして副業が認められていること―である。


入社後、氏家さんは自ら希望して新卒採用担当という社内副業も兼務することになる。「新しいことに挑戦したいという思いがあったからです」と、その理由を語る氏家さん。現在、薬剤師業務と並行して採用業務を行っており、週に6日ほど働くこともあるが、充実した日々を送っているという。

新卒採用担当として、氏家さんは「学生にミスマッチのない就職をしてほしい」という強い思いを抱いているという。安易に大手企業を選んで早期に転職する友人を多く見てきた経験から、学生には自身の性格や将来の展望に合った会社を慎重に選んでほしいと願っている。採用活動のやりがいについては、学生が入社を決めてくれた時に喜びを感じると語り、特に、来年入社予定の2人の内定者のうち、1人が内定を受諾してくれたことは大きな喜びだったようだ。

一方で、中小企業ゆえの認知度の低さは課題だと感じている。「大手には知名度で劣るため」と、氏家さんは会社の魅力をいかに学生へ伝えるか日々奮闘している。「独立を考えている学生や、大手志向ではない学生、プライベートも充実させたいと考えている人たちに響くような取り組みをしていきたい」と語り、明確なターゲット設定で質の高いマッチングを目指している。最近では、SNSでの動画配信など、会社の露出を増やす努力も続けている。


将来的な目標として、「いずれは自分の夢である独立」を掲げる氏家さん。現在、管理薬剤師として、医薬品の在庫管理や部下のマネジメントなど、薬局運営に必要な知識と経験を積んでいる。自身は「あまり怒れないタイプ」だと認識しているが、遅刻してきた部下への対応をきっかけに、リーダーとしての厳しさも必要だと感じ、改善に努めているという。また、採用業務に携わることで、氏家さんは人を見極める目を養うことにも意欲的だ。特にこれは将来、自身が独立した際に役立つスキルだと捉えている。「薬局 クスっと」の開業にも携わり、薬局の設計段階から関わることができた経験は、将来の独立を考えている氏家さんにとって貴重な学びとなっている。


薬局 クスっと
薬局 クスっと

最後に、独立を考えている学生に向けて、氏家さんはメッセージを送る。「当社では20代で独立された先輩もいます。独立を考えている方は当社に気軽に相談してほしいですね」と呼びかける。「薬局 クスっと」では、独立した先輩薬剤師が週に一度薬局に来ており、「生の声」を聞くことができる環境があるという。独立後の苦労話や、人材確保の難しさなどを直接聞くことで、独立に向けた具体的なリスクマネジメントや独立するまでの道筋が分かると氏家さんは語る。独立後も会社とのつながりが途絶えることなく、相談できる関係性があるのは、同社の大きな強みであり、独立を目指す者にとって非常に恵まれた環境だと言えるだろう。

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氏家さんのキャリアパスは、自身の経験と探求心に基づき、常に進化を続けている。


取材後記

独立開業に向け奮闘中の氏家さん。今は薬剤師として成長中ですが、同時に薬剤師の採用についても学んでいます。薬剤師としてのみならず採用・マネジメントと多岐にわたる業務を行っているのには驚かされました。1年後、2年後が非常に楽しみです。(薬学ステップ 寺本)

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