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【スタートアップ】母親への恩返しを胸に、薬局経営で独立を目指す薬剤師の挑戦

更新日:7月8日

いちょう薬局梅島店

薬剤師 内田 睦(うちだ・むつみ)

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「自分を育ててくれた母親に恩返ししたい」そう話すのは、東武スカイツリーライン梅島駅から徒歩3分のところに立地するいちょう薬局梅島店(東京都足立区)に勤務する内田 睦さん。

大学時代は、学業と並行して学費や生活費をまかなうために居酒屋で6年間アルバイトをしていた。就職活動では、製薬企業のMRを目指し、最終選考まで進んだものの採用には至らず、薬局に就職した。内田さんは「とにかく早く貯蓄を増やして、母親を楽にさせたい気持ちが強かったのです」と胸の内を明かす。薬局に勤務してからは、不動産投資などを調べていたが、自分の性格にはなじまないと見送った。しかし生活を切り詰めても、学費を返しながら、親への恩返しができない。現状を打破するためには、独立することも一つの手段ではないかと考えるようになり、独立に強いいちょう薬局へ転職したという。

 

現在は足立東和店と梅島店、柏町店(東京都立川市)で外来と在宅の業務を行いながら、独立に向けて勉強している。レセプト業務や薬局開設の許可申請はもちろんのこと、経営についてもしっかりと学んでいる。例えば、M&Aの案件を見つけて、金融機関から融資を受けるために、資金繰り表を作成して、上司に指導を仰ぐ。資金繰り表とは、経営者が一定期間に得た現金・預金の収入や支出をまとめ、お金の流れを把握する集計表のことで、事業を続けていくためには大切なものだ。内田さん「上司からは、売り上げが立っていても利益が少ないので、販管費を再検討したほうがいいのではといった指摘を受けて、修正していきます。経営のことを学ぶ機会はなかなかないので、とても役立っています」と話す。

 

ある時、地方に条件のいい案件があった際、独立について上司に相談したが、「いい案件だと思うのだけれども、母親を一人残してお金を送ることが内田くんのしたいことだったの?」と問われたとき、親孝行について真剣に考え、親元を離れてまで独立することは本意ではないと気づかされたという。 独立するまでにやるべきことを聞くと、「『木を見て森を見ず』というようなことにならないように、俯瞰できる力を身につけたいと思っています」と話し、「患者さんや従業員、そして母親を幸せにできる店舗を1つでも増やしていきたいですね」と内田さんは目標を語ってくれた。


取材後記

内田さんは素直で真っすぐな方です。自分の目標に向かって常に全力疾走するのは中々できないことです。「お母さんへの恩返し」が内田さんの唯一の目標であり目的。その手段の1つが「薬局開業」であると。ぜひ目指す目標に向かって走る姿をこれからも応援していきたいです。(薬学ステップ 寺本)


※肩書は取材当時のものです。

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