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向日葵のように咲こう! ③災害の経験から見えてきたもの

  • ito397
  • 4月9日
  • 読了時間: 2分

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昭和の新人類薬剤師からZ世代の薬学生の皆さんへ エールを送ります


文・富永由美


「災害の経験から見えてきたもの」


大学を卒業した後、阪神大震災、東日本大震災、熊本地震、能登半島地震など日本各地で大きな震災がありました。


その中でも2011年3月11日14時43分に発生した東日本大震災は忘れることが出来ません。当時私は仙台市内の薬局で働いていました。突然、これまでに経験したこともない激しい揺れが長く続き、調剤棚の薬は全て床に散らばり、冷蔵庫の中のOTCのドリンク剤も床に転がってしまいました。幸い薬局内には患者さんは2組しかおられず、患者さんと薬局職員とで薬局の外の駐車場に避難しました。


週明け震災2日後には出勤できる者だけで薬局を営業しました(隣のコンビニも閉まっていました)。大学病院が外来患者の受け入れを中止し、必要な薬はお薬手帳を持参して地域の薬局に相談するようテレビやラジオでアナウンスされました。

「地域にこんな患者さんがいたのか?」とびっくりするくらい、様々な薬を求めて患者さんが相談に来られました。OTCの相談もありました。

「地域の中で薬局の明かりが灯っている安心感」を実感した瞬間であり、その後の薬剤師としての方向性が見えてきました。


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『MIL』vol.101 2024 Autumn 掲載


〈筆者プロフィール〉

富永由美

とみなが・ゆみ 株式会社ネオプラスファーマ(大阪府吹田市)虹薬局南千里店 薬局長



株式会社ネオプラスファーマ

大阪府吹田市に3店舗の薬局を展開している会社です。クリーンルームを設置した薬局で10年以上前から薬剤師による在宅訪問を積極的に行っており、自宅などで訪問診療を受けている方、病院や薬局に通うのが困難な方を対象に服薬支援しています。



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