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薬学部実習生が進行・運営を担当~小学生対象の薬剤師体験会

  • ito397
  • 4月10日
  • 読了時間: 2分

みどり薬局(東京都台東区)


「みなさんこんにちは。今日は薬剤師の体験を通じて、夏休みのいい思い出づくりにしてください」。薬剤師体験会に参加する小学生の前でそう話すのは、東京都台東区にあるみどり薬局グループで実習を受けている実習生。

みどり薬局は地域に根付いた薬局として健康相談会や薬局カフェ、漢方ワークショップなど、地域住民に向けて活発にイベントを開催している。「小学生の薬剤師体験会」は2013年から毎年実施していたが、新型コロナウイルス感染症が蔓延していた時期は開催を見合わせていた。今回(7月25日)5年ぶりの開催となったが、薬局内で告知すると、すぐに定員に達したという。

薬の作用を子供に説明する実習生
薬の作用を子供に説明する実習生

初めに薬局薬剤師の仕事について説明。薬局で調剤したり、薬の相談を受けたりすることに加え、在宅訪問や学校薬剤師など、さまざまなところで薬局薬剤師が活躍していることを紹介した。続いて薬の作用や病気のことについて、ウイルスや白血球を擬人化したキャラクターを使って子供たちに分かりやすく説明した。

その後、薬に見立てたお菓子やジュースなどを使って、4グループに分かれて軟膏、水剤、散剤、錠剤の調剤体験を実施した。


会の進行や子供たちへの説明、そして配布資料の作成などは実習生が中心となって行った。「実習生に地域の中での薬局薬剤師の役割について気づきを与えたかった」と同薬局管理薬剤師の坂口眞弓氏は意図を説明する。参加した実習生は「子供向けのベントを開催していることを初めて知った」「子供にうまく伝えるにはどうしたらいいのか、みんなで一緒に考えたことはいい経験になりました」「会の活動を任されてモチベーションが上がりました」「この会を通じて薬局や薬剤師への理解が深まればいいなと思いました」と話した。


理解が深まるようにウイルスや白血球を擬人化して発熱の仕組みを伝えた。
理解が深まるようにウイルスや白血球を擬人化して発熱の仕組みを伝えた。

イラストは実習生が作成
配布した資料や説明に使ったイラストは実習生が作成した。

処方箋に基づいて調剤を体験。
処方箋に基づいて調剤を体験。



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