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薬剤師から他職種・機械へのタスク・シフト/シェア、日病薬が取り組み事例を公開

  • toso132
  • 13 時間前
  • 読了時間: 2分


日本病院薬剤師会(日病薬)は2026年6月25日、会員から寄せられた「薬剤師から薬剤師以外へのタスク・シフト/シェア」に関する取り組み事例を公開した。

厚生労働省が2019年に発出した「調剤業務のあり方について(薬生総発0402第1号)」に基づき、薬剤師以外の者が実施可能な業務の基本的考え方に沿った事例がまとめられている。さらに、業務効率化に直結する機械化やICT化を活用した取り組みも併せて掲載された。

各事例には、単なる実施内容だけでなく、以下の具体的なデータや指標が盛り込まれているのが特徴である。

  • 具体的な実施内容

  • 導入にあたっての研修時間

  • 取り組み前後における業務の変化や定量的・定性的効果

これにより、これからタスク・シフト/シェアの導入を検討している施設や、すでに運用の改善を模索している施設にとって、実務に直結する参考資料となっている。


さらなる事例収集へ協力呼びかけ「まだ不足している」

日病薬は2020年度からタスク・シフト/シェアに関する事例収集を開始し、2025年度からは「薬剤師から薬剤師以外へのシフト」に焦点を絞った募集を行ってきた。

しかし、日病薬が目指す「多様な事例の共有」に向けては、現状の事例数はまだ不足しているという。自施設での成功・失敗事例や、他施設へのアドバイスなどの情報がさらに必要な状況である。

日病薬は「今回の公開を機に、自施設での取り組みをぜひ積極的に登録してほしい。病院薬剤師のさらなる質の向上と業務効率化のため、会員の協力をお願いしたい」と呼びかけている。


変革の時代に、新しい薬剤師像を切り開く

現在、病院薬剤師の世界は大きな変革期を迎えている。

今回紹介した「タスク・シフト/シェア」や「機械化・ICT化」は、薬剤師の仕事を奪うものではない。調剤などの対物業務を効率化し、「薬剤師にしかできない高度な対人業務」に集中するためのポジティブな改革である。

薬学生が臨床に立つ頃には、チーム医療の一員として、病棟でより一層頼りにされる存在になっているはずだ。薬学の知識を駆使した処方提案や副作用の未然防止、患者に寄り添う時間は、今後さらに拡大していく。

変化を恐れる必要はない。これからの医療現場をより専門性の高い場所へと進化させるのは、最先端を学ぶ薬学生の若い力と新しい視点である。現場の先輩薬剤師も皆さんの挑戦に大きな期待を寄せており、その先にある「次世代の薬剤師像」を目指して歩みを進めてほしい。

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