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2027年度における薬学部の再編と定員変更の動向

文部科学省が公表した「令和9年度からの私立大学の収容定員の変更に係る学則変更認可申請一覧」に基づき、薬学部における定員変更や改編の動向をまとめる。


再編と定員変更の動向

今回の申請一覧によると、2027年度からは複数の私立大学において、薬学部の定員削減や募集停止、さらには大学自体の名称変更を伴う大規模な組織改編が計画されている。これらの動きは、いずれも学校教育法施行令第23条の2第1項第4号の規定による「薬剤師の養成」分野に係る調整として位置づけられている。


募集停止と設置者変更による再編

一部の大学では、既存の枠組みを解消し、新たな形態での再編が進められている。城西国際大学は、薬学部医療薬学科の学生募集を2027年4月より停止することを申請した。

一方で、医療創生大学は川村学園女子大学からの学部等設置者変更認可申請を経て、千葉県柏市および我孫子市のキャンパスにおいて新たな募集を開始する。この再編では、文学部の「史学科(定員50人)」や「心理学科(定員40人)」などが新たに加わることとなり、薬学部の募集停止と並行して、他学部を含めた組織の刷新が図られている。


養成規模の縮小と定員適正化

薬剤師養成の質を維持するための定員削減も目立つ。新潟薬科大学の薬学部薬学科は、2026年度の定員130人から、2027年度には90人へと40人の定員を削減する計画である。長崎国際大学においても、薬学部薬学科の入学定員を120人から100人へと20人減らす方針を示している。


大学の名称変更と新学科の設置

新潟薬科大学については、定員変更と同時に大きな転換期を迎える。同大学は2027年4月より、大学名称を「新潟科学大学」へと変更する予定だ。あわせて「グリーン・デジタル学科」の新設や既存学部の名称変更など、薬学部以外の分野を含めた学則変更を申請している。



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