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【MSD】D&I Award 2025で5年連続「ベストワークプレイス」認定!多様性を力に変える先進企業


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MSD株式会社は、株式会社JobRainbowが主催する「D&I Award 2025」において、5年連続で最上位となる「ベストワークプレイス」に認定された。これは、日本国内のみならず世界的にもトップレベルでダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を推進し、多様性を企業文化の中核に据えていることの証である。


最上位認定が示すMSDの先進性

「ベストワークプレイス」の認定は、D&Iの推進が単なる制度整備に留まらず、企業文化として深く根付き、社員一人ひとりが推進の担い手となっている企業に与えられる。MSDでは、D&Iの理念が事業や組織のあらゆる側面に反映されており、さらに社外にもポジティブな影響を与えている点が評価された。

MSDは2014年の「MSDダイバーシティ&インクルージョン宣言」以来、「あらゆる背景を持つ社員が能力を最大限発揮できる職場づくり」を一貫して目指してきた。社長のプラシャント・ニカム氏は、今回の5年連続認定について、「この度の5年連続のベストワークプレイス認定を大変光栄に思う。これは、社員全員のたゆまぬコミットメントの賜物だ」と述べ、社員の努力を高く評価している。

さらにニカム氏は、D&Iの重要性について言及し、「MSDでは、社員が持つあらゆる違いを強みの源泉ととらえ、多様な背景や価値観を持つ人財が、それぞれの強みを最大限に発揮できるインクルーシブな職場環境を醸成している。これにより、『最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善すること』という当社のパーパスを実現できると確信している」と、D&Iが企業の根幹であると強調した。


D&Iを支える革新的な制度と実績

MSDは、柔軟な働き方を支える制度からマイノリティへの配慮まで、先進的かつ包括的な取り組みを展開し、D&Iを支えている。

まず、柔軟でインクルーシブな働き方として、対面とリモートワークを最適に組み合わせるハイブリッドワーキングモデルを採用することで、個々のパフォーマンスを最大化している。また、就業規則に性的指向・性自認(SOGI)に関するハラスメントの禁止を明記しているほか、従来の生理休暇を「エクイティ休暇」に改称し(月3日まで有給)、取得への抵抗感を軽減し、公平性(エクイティ)を重視する姿勢を明確にした。

次に、ライフイベントを支える両立支援として、社員の同性パートナーや事実婚パートナーを人事規程上の配偶者とみなし、住宅手当や休暇制度などすべての人事制度を適用するパートナー登録制度を導入している。育児支援制度も拡充しており、「保育料補助制度」や「ちょこっと勤務」に加え、男女問わず最長通算3カ月(60営業日)を有給で取得できる育児休業制度を整備しており、男性育休取得率は50〜80%に達し、平均取得日数は60.6日という実績を誇る(2025年時点)。

さらに、D&I推進は社員が主体となっており、ジェンダー、LGBTQ+、障害者支援、育児/介護など、共通テーマを持つ多くの社員ネットワークが主体的に活動することで、インクルーシブな職場環境を醸成している。また、毎年9月には全社員を対象に「D&I月間」を開催し、社員ネットワークが企画・実施する講演会や体験型イベントを通じてD&Iへの理解を深めている。


社外への影響力と連携

MSDのD&Iへのコミットメントは社内に留まらず、社外にも影響を与えている。

LGBTQ+支援として、婚姻の平等(同性婚の法制化)に賛同するキャンペーンへの参加や、「Tokyo Pride」への協賛を継続しており、その結果、「PRIDE指標2025」で7年連続最高評価「ゴールド」を受賞し、さらに、セクターを超えた協働を評価する「レインボー認定」を初獲得した。また、グローバルNPO支援プログラムを通じ、認定NPO法人「ぷれいす東京」によるLGBTQ+の性の健康支援事業「“CONSENT”プロジェクト」への助成も開始している。加えて、第25回夏季デフリンピック競技大会東京2025のトータルサポートメンバーとして協賛し、障害者スポーツの支援も積極的に行っている。

MSDは、今回の「ベストワークプレイス」認定をさらなる推進力とし、「D&Iを力に、人々に革新的な医薬品とワクチンを提供」するパーパスの実現に努めるとしている。


・D&I Awardについて

詳細はこちらを参照。


・SOGIハラスメントについて

性的指向・性自認に関する言動によって、他人に不快な思いをさせることや職場の環境を悪くする行為。

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