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【福岡大学薬学部】江川孝教授、映画「フロントライン」で医療監修

更新日:8月28日

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災害医療・災害薬事の専門家である福岡大学薬学部の江川孝教授は、2011年の東日本大震災での救護活動をきっかけに、この分野に深く携わるようになった。

2020年には厚生労働省の要請を受け、DMAT(災害医療派遣チーム)の一員として、新型コロナウイルス感染症が集団発生した大型客船「ダイヤモンド・プリンセス号」に乗り込んだ。船内では、慢性疾患を持つ乗客の医薬品調剤や、船内のDMAT指揮所の本部運営などに従事。また、持病や新型コロナウイルス感染症の症状が悪化し船外に搬送された患者の家族対応も行った。


新型コロナ禍を描く初の日本映画「フロントライン」

2025年6月13日(金)に公開された映画「フロントライン」では、江川教授が医療指導を担当した。この作品は、今から5年前に世界中で人類が経験した新型コロナウイルス感染症を、事実に基づいたオリジナル脚本で映画化した日本初の作品だ。映画では時間の制約があるため、当時ダイヤモンド・プリンセス号に関わった医療従事者の実話を基に、複数のエピソードをまとめて俳優たちが演じている。江川教授は、ストーリー中で使用される医薬品やその使用方法、処方内容に関する台詞について医療指導を行った。江川教授は、「自分がダイヤモンド・プリンセス号の集団感染に対して、何を感じ、何を恐れ、何を護ったのか、あの時を思い出しながら、多くの方にご観賞いただければと思います」と話している。

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