城西大学コミュニティーファーマシーインターンシップ
- ito397
- 4月9日
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更新日:7月18日
ドラッグストアの仕事から地域医療を学ぶ
城西大学薬学部は毎年8月に「コミュニティーファーマシーインターンシップ」(選択科目)を実施している。日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の協力を得て、4年次にドラッグストアでの店舗体験研修を通じて、ドラッグストアの役割や薬剤師の働き方を学ぶ。「地域医療を学びたい」という意欲の高い13人の学生が研修先として希望した店舗で薬剤師の指導の下、ドラッグストアで行う業務を体験した。

インターンシップは7月30日から9月19日の期間のうち4日間、JACDSの会員企業の店舗で実施された。調剤業務は見学のみで、店舗内外の日常業務の補助や商品販売などについて学んだ。
研修に先立ち6月26日に同大学坂戸キャンパスにおいて行われた事前講義では、JACDS勤務薬剤師委員会の関 颯伎氏((株)セキ薬品取締役・調剤本部本部長)がJACDSの活動、そしてドラッグストアの社会を取り巻く環境や役割について説明した。また、学生を受け入れる企業もオンラインでオブザーバーとして参加し、学生がどのような課題をもってインターシップに臨むのかといったことを共有した。
8月23日には、関氏が研修先の一つである「ドラッグストアセキ 新河岸店」(埼玉県川越市)を訪問し、インターンシップの進捗状況などを確認した。
実務実習では病院と薬局について知ることはできるが、ドラッグストアは実務実習の受け入れ先ではない。この機会にドラッグストアの役割について理解し、進路の一助にしたいという考えを持った学生も少なくないようだ。参加した学生は「自宅近くのドラッグストアが調剤併設型ドラッグストアなのですが、処方箋を持ってきているところを見る機会が少なく、ドラッグストアの薬剤師はOTC医薬品を販売しているイメージがありました。実際に薬剤師の働く姿を見てみると、服薬指導することはもちろんのこと、服薬指導時にガーゼや介護用品などの相談があれば、売り場に行って患者さんに合った商品を提案することもありました。ドラッグストアの薬剤師は幅広い知識が必要だと感じました」とインターンシップで気づいた点を話した。
一方、指導薬剤師の柏葉希奈美氏は「ドラッグストアでは衛生材料や介護用品だけでなく、介護保険の相談もあります。学生にはドラッグストアの特徴を理解し、地域住民の健康や暮らしをサポートしてほしいですね」と学生にメッセージを送る。
ドラッグストアには、医薬品や衛生材料、介護用品、ベビー用品、化粧品といったように病院や薬局にない商品が販売されている。「あらためて地域の人が安心して暮らすには欠かせない場所だと痛感しました」と学生は話してくれた。
9月には事後講義が行われ、それぞれの学生が研修した内容を報告し合い、自身の課題やドラッグストアの可能性、薬剤師の将来像についてディスカッションした。
●インターンシップ受け入れ企業
ウエルシア薬局(株)
(株)スギ薬局
(株)セキ薬品
(株)富士薬品
(株)マツモトキヨシ
(株)龍生堂本店
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